Appleが2020年に発売しそうな新製品まとめ
2020年にAppleが発売するであろう新製品を、Business Insiderが予測しています。「iPhone12」と噂される次期モデルや廉価版iPhoneなど、2020年も、Appleの動向に注目が集まりそうです。
2020年にも多くの新製品が発売の見込み
2019年のAppleは、iPhone11シリーズの3モデル同時発売のほか、5月のiPod touch(第7世代)発売、3月のAirPods(第2世代)から7カ月後にAirPods Proを発売、16インチMacBook Proの発売など、多くの新製品を投入しました。
またサービス事業として、ゲーム遊び放題のApple Arcade、独自制作番組を配信するApple TV+、クレジットカードのApple Card(日本未提供)を開始した年でもありました。
Business Insiderは、2020年もAppleは多くの新製品を発売するだろう、と以下の予測を発表しています。
3Dカメラ搭載のiPad Pro
次期iPad Proは3Dセンサーを搭載し、拡張現実(AR)機能の強化や、3Dモデル作成などが可能になる、とBloombergが報じています。
同様の予測は、Apple関連情報に詳しいアナリストのミンチー・クオ氏も発表しています。
近年のAppleが力を注ぐAR技術は、2021年か2022年に、メガネ型デバイスとして発売されるのではないか、と予測されています。
iPhone SE後継の廉価モデル
以前から「iPhone SE 2」として噂のある廉価版iPhoneについて、ミンチー・クオ氏は4.7インチディスプレイとホームボタンを搭載し、iPhone8とよく似た外観になる、との予測を発表しています。
クオ氏は、同モデルはiPhone11シリーズと同じA13プロセッサを搭載し、販売価格は400ドル(約44,000円)程度になると予測しています。
なお、日本経済新聞もiPhone SE後継モデルは4.7インチディスプレイを搭載する、との情報を報じています。
5Gに対応した「iPhone12」
2020年9月には、例年どおり次期iPhoneが発売されると見込まれます。
次期iPhoneは、次世代モバイル通信規格5Gに対応し、次期iPad Proと同様に背面に3Dセンサーを搭載、名称は「iPhone12」になると予測されています。
クオ氏は、「iPhone12」のスクリーンは5.4インチ、6.1インチ、6.7インチの3サイズとなり、iPhone4のように金属製フレームをガラス板で挟み込んだようなデザインが採用されるだろう、と予測しています。
睡眠トラッキング機能搭載の「Apple Watch Series 6」
Apple Watchの新モデルは、iPhoneと同じく9月に発表・発売されるのが通例となっており、2020年も同様と見込まれます。
2019年のApple Watch Series 5には、睡眠トラッキング機能が追加されると予測されていましたが、実現しなかったことから、2020年の「Apple Watch Series 6」への搭載が期待されています。
ミンチー・クオ氏は、「Apple Watch Series 6」について、処理性能が向上し耐水性能が強化される、と予測しています。
紛失防止タグ「AirTag」
iOS13の「探す」アプリから、Appleが紛失防止タグを開発していることを示す情報が発見されています。
紛失防止タグTileに似た製品の名称は「AirTag」で、Appleがロシア企業から商標権を獲得したと伝えられています。
「AirTag」は、iPhone11シリーズに搭載されている超広帯域無線(UWB)技術を活用し、誤差10cm程度と非常に精度の高い検出が可能になると報じられています。
Apple製のメガネ型ARデバイス
Appleがメガネ型のARデバイスを開発している、と以前から噂されています。
Bloombergのマーク・ガーマン記者は以前、メガネ型ARデバイスは2020年発売が目標とされていると伝えており、ミンチー・クオ氏も同様の予想を発表していました。
しかし、Appleの社内会議で、メガネ型デバイスの発売は早くても2022年になるとの説明があった、とThe Informationが報じています。
サブスクリプション事業のセット割引
Appleは、サブスクリプション方式のサービス事業、Apple Music、Apple TV+、Apple News+(日本では未提供)のセット割引を2020年にも提供するのではないかと予測されています。
セット契約によって料金に割安感が出ることで、新規顧客を獲得でき、Appleが力を入れているサービス事業の売上拡大につながるのではないかと期待されています。
低価格版HomePod
Appleは2017年、音質の良さを売りにしたHomePodを349ドル(約38,500円)で発売しましたが、その後、価格を299ドル(日本では税別32,800円)に引き下げています。
この価格改定は、スマートスピーカーで先行するライバルであるAmazonやGoogleが高音質モデルを低価格で投入したのに対抗したものとみられています。
Bloombergは、搭載するツイーター数を現行HomePodの7つから2つに減らした廉価モデルが2020年春に発売される、と報じています。
Source:Business Insider
Photo:PhoneArena, MacRumors, ADR Studio Design, Martin Hajek
(hato)