Appleティム・クックCEO「皆が驚く、挑戦的な新製品を準備中」株主総会で語る

ティム・クックCEO

ティム・クックCEO
 
Appleは現地時間3月1日、株主総会を開催しました。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は、同社が「皆がたまげるような」挑戦的な新製品のために、準備をしていると語りました。

順調なサービス事業を強調、大型新製品の発表を予告

Appleは、1月に予告していたとおり、スティーブ・ジョブズ・シアターで株主総会を開催しました。同会場での株主総会の開催は、2018年に続き2回目です。
 
ティム・クックCEOは、サービス事業の売上高を2016年の250億ドル(約2.8兆円)から2020年までに倍増させる計画が順調に進行していると語り、Appleの業績見通しについて「これまでにないほど楽観的」と述べました。
 
Appleの将来の製品計画について、詳細は明かさなかったものの、「皆が驚くような」挑戦的な新製品に向けて準備をしていると語り、大型の新製品発表の予告とも取れる発言をしています。

MacBook Airの値下げ、Apple Watchへの新機能追加に言及

クックCEOは、2018年秋に発売されたMacBook Air(Retinaディスプレイ)について、現在の1,200ドル(日本では134,800円)からという価格を引き下げる可能性について言及しています。
 
MacBook-Air-family-10302018
 
クックCEOは、Apple WatchやAirPodsに関連して「素晴らしい新製品に向けた、長期的で、壮大なロードマップがある」、と語り、Apple Watchにヘルスケア分野の新機能が追加される可能性について言及しています。
 
Apple Watch Series 4
 
Apple Watch関連の新機能としては先日、Apple Watchに睡眠の深さを分析し、眠りの浅いタイミングで起こしてくれる睡眠トラッキング機能が追加されるのではないか、と報じられています。

プライバシー保護の姿勢を強調

株主総会に出席した株主からの質問に答えたクックCEOは、顧客の情報を使ったビジネスを改めて否定し、プライバシーを重視する姿勢を強調しました。
 
株主総会では、Appleの社外取締役候補者は政治的姿勢を公開すべきではないか、という提案を否決し、元副大統領のアル・ゴア氏とWalt Disneyのボブ・アイガーCEOを再選しています。

 
 
Source:Bloomberg
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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