2018年7〜9月期の国内スマホ出荷、iPhoneは前年同期比27.5%増

iPhone XS Max レビュー hato

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携帯電話・スマートフォンの2018年第3四半期(2018年7~9月)における出荷台数を調査会社のIDC Japanが発表しました。9月にiPhone XS/XS Maxが発表されたことで、iPhoneの出荷台数は前年同期比27.5%増の353万台と大きく伸びています。iPhoneのシェアは48.3%と半数弱でした。

スマホ出荷台数は732万台、ガラケーは出荷ゼロ続く

IDC Japanによると、2018年第3四半期における国内の携帯電話とスマートフォンの合計出荷台数は前年同期比6.1%増の745万台で、その内訳はスマートフォンが98.3%にあたる732万台、従来型携帯電話(いわゆるガラケー)は13万台でした。
 
出荷された従来型携帯電話は、機能を制限された子供向けモデルのみで、通常の機能を備えたモデルの出荷台数は、2018年第1四半期(1〜3月)からゼロの状態が続いています。

9月のiPhone XS/XS Max発売でスマホ出荷全体に伸び

スマートフォンの出荷台数は、前年同期から5.6%増加した732万台でした。
 
これは、9月にiPhone XS/XS Maxが発売されたことで、出荷が前年同期比27.5%増の353万台と好調だったことによります。
 
Androidスマートフォンの出荷台数は、前年同期比9.0%減の378万台で、2016年第3四半期から継続していた、前年同期比でのプラス成長が止まっています。

国内スマホ出荷シェア、Appleが48.3%

スマートフォンのベンダー別シェアは、Appleが48.3%と半数弱を占めて圧倒的なトップとなりました。
 
2018年第3四半期 国内スマートフォン出荷台数 ベンダー別シェア IDC Japan
 
2位はシャープ(シェア12.1%)、3位は「らくらくスマートフォン」が好調だった富士通(シェア9.0%)、4位はソニー(シェア7.9%)、5位は京セラ(シェア7.3%)でした。
 
各メーカーの出荷台数は、シャープは前年同期比7.4%増、富士通は6.9%増と伸びたのに対して、ソニーは30.7%減、京セラは31.6%減と3割以上の減少となっています。

10~12月期は市場活性化か

IDC Japanは、2018年第4四半期(10~12月)について「iPhone XRのほか、AQUOS ZeroやXperia XZ3などの発売によって市場が活性化する」と予測しています。
 
最近、NTTドコモが発売1カ月後のiPhone XRに「端末購入サポート」「iPhoneデビュー割」を適用して一括25,920円から購入可能にしているほか、ソフトバンクやau(KDDI)も追随するのではないかと予測されています。
 
 
Source:IDC Japan
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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