iPhone14シリーズ、iPhone13シリーズよりもサステナブルに
性能や新機能ばかりがフィーチャーされるiPhone14シリーズですが、環境への配慮も従来より進化しています。
デバイスのライフサイクルを通して排出される二酸化炭素の量が各モデルとも削減されているそうです。
二酸化炭素排出量を削減したiPhone14シリーズ
AppleはiPhone14シリーズについて、環境への配慮をしっかりとおこなっているとしています。
たとえば、iPhone14 Proについては以下の工夫をおこなっているそうです。
- MagSafeの磁石に100%リサイクルされた希土類元素を使用
- Taptic Engineに100%リサイクルされたタングステンを使用
- プリント基板のハンダに100%リサイクルされた金を使用
- パッケージにプラスチック製のラップを不使用
また、2025年までにすべてのパッケージからプラスチックを取り除く準備をしているとのことです。
これらの工夫の結果、iPhone14シリーズがライフサイクルを通じて排出する二酸化炭素の量はiPhone13シリーズよりも削減されました。
ただし、製造に関しては削減されているものの、端末使用時の二酸化炭素排出量は増加しています。
これはiPhone14にはiPhone13 Proに搭載されていたGPUコア数が多いA15 Bionicが搭載され、iPhone14 Pro/Pro Maxにはより高性能なA16 Bionicが搭載されているからかもしれません。
Appleは2030年までにカーボンニュートラルを達成する計画です。
中古市場におけるシェアがトップのiPhone
サステナビリティの観点では、スマートフォンをできるだけ長く使うことも重要です。
調査会社のCounterpointによると、2021年の中古スマートフォン市場においてiPhoneシリーズは44%のシェアを獲得しました。
iPhoneシリーズが高性能なスマートフォンであることや、iOSが古い端末を長くサポートしていることがその要因でしょう。
AppleはiPhoneのサブスクサービスを開始するとされており、返却されたiPhoneが中古端末として市場に出回ることにより、この市場におけるiPhoneの存在感がさらに増しそうです。
Source: Counterpoint
(ハウザー)