Apple、「エラー53」問題を謝罪、対処方法を公開

touch id

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Appleは現地時間2月18日、非公式のショップなどでiPhone6のTouch IDを修理した場合にiPhoneが動作しなくなる「エラー53」問題について謝罪するとともに、対処方法を記した文書を公開しました。

Appleが正式に対処方法を公開

アメリカでは訴訟問題にまで発展している「エラー53」問題ですが、Appleが自社のサポートページに対処方法を公開しました。
 
Appleの説明によると「エラー53」メッセージとは、MacまたはPCのiTunesでiOSデバイスをアップデートまたは復元しようとした際に表示されるもので、デバイスが「セキュリティテストにパスしていない」ことを意味するとしています。これは工場出荷時にTouch IDの機能を調べるためのテストであるとのことです。
 
AppleはまたiOS9.2.1の改良版(ビルド番号13D20)をリリース、以下のステップに従えば、PCまたはMacのiTunesからiOSデバイスを復元できるようにしたと述べています。
 
エラー53が表示された場合の対処方法を、Appleは以下のように説明しています。
 

「エラー53」の対処方法

 

  1. MacまたはPCのiTunesが開いていたら、iTunesを閉じます。
  2.  

  3. iOSデバイスがコンピューターに接続されている場合、外します。
  4.  

  5. iTunesの最新版がインストールされていることを確認します。
  6.  

  7. USBケーブルでiOS端末をコンピューターに接続します。
  8.  

  9. iTunesを開き、自分のデバイスを選択します。
  10.  

  11. iTunesのオプションで「復元」「アップデート」の「復元」をクリックします(復元が終了せず、他のエラーコードが表示された場合は、そのコードの対処方法を行う必要があります)。
  12.  

  13. iOS端末に「Hello」と表示されたら、画面に従って設定を行います。
    • デバイスのバックアップを取っている場合はバックアップからの設定が可能です。
    • Touch ID画面が出てきたら、「Touch IDを後で設定」をタップします。

     

  14. エラー53が表示される前からTouch IDが機能していなかった場合はこの方法では対処できません。Appleサポートに問い合わせてください。

 
 
Source:Apple, AppleInsider
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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