未来のiPhoneは手話も認識可能になる?Appleの特許申請から明らかに
Appleが3Dマッピング技術開発の一環として、1台または複数のカメラを使い、手の動きを立体的にとらえ、トラッキングする技術の特許を取得したことが明らかになりました。
特定の手の識別も可能に
米特許商標庁(USPTO)が現地時間18日に公開した特許申請書によると、Appleは1台または複数のカメラを使って手の動きを立体的にトラッキングする技術の特許を取得しました。
この技術はジェスチャーの認識だけでなく、直接触れなくてもスクリーンに文字や絵をかけるようにしたり、手話を認識したりするアプリケーションにも応用できるとされています。
また動画の中で手の動きのみを追跡したり、ある画面に複数の手が映っている場合、予め登録した特定の手のみを識別し、IDとして活用するといったことも可能だとしています。
iPhoneでジェスチャーや手話が認識可能になる?
Cult of Macによれば、Appleはかなり以前からジェスチャー認識など3Dマッピング技術の開発に取り組んでおり、3Dヘッドトラッキングの特許が初めて公開されたのは2009年のことです。
その後2013年にAppleは、イスラエルの3Dジェスチャーを認識するセンサーの開発企業PrimeSenseを買収しています。しかし同社の技術を利用した具体的な製品の発表はいまだ行われていません。
特許取得した技術が実際に製品に搭載されるかどうかはわかりませんが、iPhone7 Plusではデュアルカメラの搭載も噂されており、もしかするとジェスチャー認識を含む3Dマッピング関連で何か進展があるかもしれません。
Source:Patently Apple, USPTO
(lunatic)