正式版公開近づく!Apple、iOS12ベータ10とパブリックベータ8を公開

Appleは現地時間8月23日、開発者向けにiOS12ベータ10を公開しました。同時に、登録ユーザー向けのパブリックベータ8も公開しています。ベータの公開間隔が短くなっており、正式版の公開が近いことをうかがわせます。
9月の正式版公開に向け、不具合の修正進む
iOS12ベータ10は、直前バージョンであるベータ9からわずか3日での公開となりました。
Appleは、ソフトウェアのメジャーアップデートの正式版公開が近づくと、ベータ版の公開ペースを早める傾向があることから、最終ベータ版であるゴールデンマスター、そして9月とみられる新型iPhone発売前のiOS12正式版の公開が近いとみられます。
AppleはiOS12ベータ10のリリースノートには特に新機能について記述はなく、正式版公開に向けた不具合の修正が進められている模様です。
登録ユーザー向けパブリックベータ8も公開
iOS12ベータ10と同時に、登録ユーザー向けのパブリックベータ8も公開されており、登録したユーザーは無料でダウンロードできます。
ただし、あくまでも開発途中のベータ版であり、不具合が発生する可能性が高いため、日常的に使う端末にはインストールしないことをお勧めします。
ベータとパブリックベータで番号が2つ違う理由
なお、開発者向けベータと登録ユーザー向けパブリックベータで、バージョン番号の違いは通常1つですが、iOS12では2つ違います。
これは、開発者向けのiOS12ベータ7で公開直後に多くの不具合が発見され、パブリックベータが公開される前に公開中止となったためです。
その2日後に、修正版であるベータ8とパブリックベータ6が公開されています。
旧型端末でも高速動作するiOS12
6月の世界開発者会議(WWDC 18)で発表されたiOS12は、iPhone5s以降に対応し、旧型の端末でも高速に動作するのが特徴です。
AR(拡張現実)プラットフォームの最新版ARKit 2.0も公開されるほか、自分の似顔絵を作ってFaceTimeなどで使える「ミー文字」や、進化したバッテリー管理機能、iPhoneの使いすぎを防ぐ「スクリーンタイム」機能などが利用可能です。
なお、最大32人でビデオチャットができるグループFaceTime機能は、iOS12公開と同時には提供されないことが発表されています。