【WWDC 18】iOS12発表!アプリの使用時間管理機能が導入

    iOS12 スクリーンタイム

    iOS12 スクリーンタイム
     
    Appleは現地時間4日午前10時からスタートした世界開発者会議(WWDC 18)の基調講演において、次期OSとなるiOS12を発表しました。事前に報道のあった通り、アプリの使用時間を自分で管理する機能などが導入されています。

    通知管理機能が向上

    iOS12 Don Not Disturb
     
    iOS12では「Do Not Disturb」機能が拡張され、睡眠時や食事の時間、授業や会議の時間などに、画面上に通知が一切表示されないようにする設定が可能になります(コントロールセンターで)。この設定にすると、たとえば夜中に目が覚めてiPhoneを見ても、ロック画面には朝になるまで時計のみが表示され、通知は一切表示されないので、夜中に飛び起きてメッセージをチェックする、といったこともなくなります。
     
    通知については、以前から要望のあった、複数の通知をアプリ、トピック、スレッドごとにまとめることができる「グループ通知」機能が導入されます。またアプリの通知方法をより簡単に設定できるようになります。
     
    iOS12 Group通知
     
    またSiriが通知をどのように表示するかについて、使用履歴などに基づいて提案してくれるようになります。たとえば最近ほとんど使用していないアプリの場合、「しばらくこのアプリを使用していません」との通知が表示されます。

    アプリ使用時間の管理と制限

    iOS12
     
    Screen Time」は、ユーザーが各アプリやWebサイトを使用した時間や頻度、iPhoneやiPadを手にとった回数などを、日ごと・週ごとに詳細な報告書「アクティビティ・レポート」にまとめてくれる新機能です。ユーザーは自分の使用状況が把握できるだけでなく、「アプリ制限(App Limits)」機能を使い、使用時間を制限し、アプリの使いすぎを防ぐこともできます。
     
    たとえばあるアプリの使用時間を1日1時間に設定しておくと、残り時間が少なくなると「リマインダー」が、時間いっぱいになると「タイムリミット」の文字が画面上に表示されます。
     
    ioS12
     
    同機能はペアレンタルコントロールの一環として、子どもの使用状況報告書を親も受け取れるように設定したり、親が子どものアプリの使用時間を設定したりすることも可能です。
     
    また親が「ダウンタイム(Downtime)」設定にしておくと、子どもはその時間帯は一切iOSデバイスを使えなくなります。たとえば就寝時をダウンタイムにしておくと、その間は通知も表示されません。ダウンタイムの間でも、たとえば電話や本など、一部のアプリのみを常に使用可能にすることもできます。
     
    Screen Time機能は、GoogleがAndroid Pで導入を発表した「ダッシュボード」機能とよく似ています。スマートフォンの使いすぎが特に若者や子どもたちの間で問題となるなか、AppleやGoogleも対策を取らざるを得なくなった結果といえるでしょう。

     
     
    Source:Apple
    (lunatic)

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