Apple、インドのスマホ市場で66%のシェアを獲得していた!

インド ムンバイ https://pixabay.com/ja/ムンバイ-空撮-海の海岸-アラビア海-インド-385295/

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インドのスマートフォン市場での苦戦が度々報じられているAppleですが、10月の高価格帯スマートフォン出荷台数において、Samsungを抑え66%ものシェアを獲得していたことがわかりました。

2位のSamsungに大差をつけての1位

調査会社Counterpoint Researchのデータによれば、インドにおける10月の高価格帯スマートフォン出荷台数で、Appleは66%と圧倒的なシェアを獲得しました。2位はSamsungで23%、3位はGoogleで10%、その他は1%でした。
 
Economic Timesに掲載された元記事はインフォマーシャルで、10月25日にインドで発売されたばかりのGoogleのPixelが、発売後わずか数日で10%ものシェアを獲得したことが強調されています。
 
同記事には、Pixelは10月末までに33,000台出荷されたと書かれています。この数字から単純計算すると、iPhoneはインドにおいて、10月単月で約22万台出荷されたことになります。

iPhone7/7 Plusが売れ行きを後押し

調査会社Strategy Analyticsは今年8月、インドにおける2016年第2四半期(4月〜6月期)のiPhone出荷台数は80万台で、前年同期の120万台から35%も減少したとの調査データを発表しています。
 
10月に20万台以上のiPhoneが出荷されたとすると、9月に発売されたiPhone7/7 Plusが、インドでのiPhone売り上げを大きく後押ししたと見てよさそうです。

開発拠点の新設と直営Appleストアの展開

Appleは規模において中国、アメリカに次ぐ世界第3位のインド市場に力を入れており、5月にはベンガルールにiOS向けアプリ開発支援の拠点と、ハイデラバードにはiOS端末向け地図の開発拠点を新設する計画を発表しています。同時に、直営のAppleストア展開計画も粘り強く進めているようです。
 
 
Source:Economic Times via AppleInsider
Photo:Pixabay
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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