インドでのアップルストア設営、条件付きで許可される見通し

iphone インド

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インドで直営アップルストアの設営が危ぶまれているアップルですが、同国の政府高官によるとインド国内で製造施設を建設する見通しを明確にすれば、政府としてはストアの開設を許可する方針であることが明らかとなりました。

工場建設までのタイムフレームを明確にすること

米メディアBloombergは13日、インドでアップルがアップルストアを建設する条件として、同国政府が、iPhoneの部品を製造する工場を国内に建造し、なおかつ工場建造までの見通しをタイムフレームとして明確にすれば、実際に工場が存在していなくともストアの設営を許可するつもりであることを明らかにしました。
 
これまでは、販売製品を構成する部品の最低30%がインド国内で製造されていない限り小売店営業は認めないとする「30%原則」を、投資委員会のほか財務相までもが、アップルにも適用する方針であることを示すなど、アップルストアの建設が危ぶまれている状況でした。

「ただの高級ブランド」からの脱却

インドでは2%前後に留まっているiPhoneのシェアを、ストアの開設によって大きく伸ばしたいという思いがアップルにあることは明白なだけに、今回の政府の態度軟化は朗報と言えるでしょう。アナリストであるRushabh Doshi氏は今回の件を受けて、「『ただの高級なブランドの1つ』という立ち位置から如何に抜け出すかが鍵だ」と述べています。
 
もちろん、アップルは自前の工場を有しているわけではないので、iPhoneの生産を請け負うFoxconnなどと協力してインドに工場を設営することとなります。FoxconnはすでにXiaomiと協力する形でインドに工場を建設しており、2020年までに12の工場と100万人の雇用を同国で確保するとしています。
 
 
Source:Bloomberg, 威锋网
(kihachi)

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