watchOS10の対応機種は?どのApple Watchで使えるのか

    Apple Watch

    Apple Watch
     
    Appleは今年も6月に世界開発者会議(WWDC 2023)を開催し、watchOS10を含む次期OSを発表する見通しです。
     
    ではこのwatchOS10は、どのApple Watchで使うことができるのでしょうか。これまでのパターンから、watchOS10の対応機種を予想してみます。
     
    iOS17の対応機種については「iOS17の対応機種は?どのiPhoneで使えるのか」をご参照ください。
     
    Apple Watchは単独で使用できないため、watchOSのアップデートにはiPhoneが必要であること、まずiPhone側のiOSを最新版にアップデートしないと、watchOSの最新版へのアップデートを行えないことに注意が必要です。

    watchOS10の発表・リリース時期は?

    watchOS10は2023年6月にその詳細が発表され、次期Apple WatchであるApple Watch Series Series 9が発売されるのと同じタイミング、例年どおりであれば2023年9月にリリースされるはずです。Apple Watch Series 9は当然ながら、watchOS10を搭載して発売されます。
     
    watchOS10の対応機種予想の前に、過去数年のwatchOSのリリース時期と、対応が終了したApple Watchのモデルを見ていきましょう。

    watchOS9からwatchOS5までを振り返る

    ここでは現在の最新バージョンであるwatchOS9(小数点以下は省略)から、Apple Watch(第1世代)のサポートが終了したwatchOS5までを振り返ります。

     

    watchOS9でApple Watch S3がサポート対象外に

    watchOS9は、2022年6月のWWDC 2022で発表され、同年9月にリリースされました。watchOS9へアップデートするには、iOS16以降を搭載したiPhone8以降が必要です。
     
    watchOS9では、2017年に発売されたApple Watch Series 3がサポート対象外となりました。
     
    watchOS9に対応しているのは、Apple Watch Series 4/5/6/7/8、Apple Watch SE(第2世代)、Apple Watch Ultraです。

     

    watchOS8はApple Watch Series 3/4/5/6/SEに対応

    watchOS8は、2021年6月のWWDC 2021で発表され、同年9月にリリースされました。watchOS8へアップデートするには、iOS15以降を搭載したiPhone6s以降が必要でした。
     
    watchOS8は、Apple Watch Series 3/4/5/6、Apple Watch SEに対応していました。

     

    watchOS7で心電図や不規則な心拍の通知機能が追加

    watchOS7は、2020年6月のWWDC 2020で発表され、同年9月にリリースされました。同OSではApple Watch Series 6限定で、血中酸素飽和度の計測が可能になっています。
     
    また2021年1月のwatchOS7.3へのアップデートにより、日本でも心電図アプリ(Series 4以降)および不規則な心拍の通知機能(Series 3以降)が利用可能となりました。
     
    watchOS7へアップデートするにはiOS14以降を搭載したiPhone6s以降が必要でした。watchOS7の対応機種は、Apple Watch Series 3/4/5で、Apple Watch Series 2はサポート対象外となりました。

     

    watchOS6で専用App Storeが登場

    watchOS6は2019年6月のWWDC 2019で発表され、同年9月にリリースされました。watchOS6へアップデートするには、iOS13以降を搭載したiPhone6s以降が必要でした。対応機種はApple Watch Series 1(第2世代)以降です。
     
    watchOS6の発表とともに、Apple Watch専用のApp Storeが登場しました。

     

    watchOS5で初代Apple Watchがサポート対象外に

    watchOS5は2018年6月のWWDC 2018で発表され、同年9月にリリースされました。watchOS5へアップデートするには、iOS12以降を搭載したiPhone5s以降が必要でした。
     
    watchOS5では、Apple Watch(第1世代)がサポート対象外となりました。

    Apple Watchは平均何回、メジャーアップデートを受けているのか

    ではApple Watchは平均で何回、メジャーアップデートを受けているのでしょうか。初代Apple Watchから見ていきます。
     

    Apple Watchのメジャーアップデート回数

    Apple Watch機種名(発売年) 対応OS メジャーアップデート回数
    Apple Watch(第1世代、2015) watchOS/watchOS2/3/4 3回
    Apple Watch Series 1(2016) watchOS3/4/5/6 3回
    Apple Watch Series 2(2016) watchOS3/4/5/6 3回
    Apple Watch Series 3(2017) watchOS4/5/6/7/8 4回
    Apple Watch Series 4(2018) watchOS5/6/7/8/9 4回
    Apple Watch Series 5(2019) watchOS6/7/8/9 3回
    Apple Watch SE(2020) watchOS7/8/9 2回
    Apple Watch Series 6(2020) watchOS7/8/9 2回
    Apple Watch Series 7(2021) watchOS8/9 1回
    Apple Watch SE(第2世代、2022) watchOS9
    Apple Watch Series 8(2022) watchOS9
    Apple Watch Ultra(2022) watchOS9

    まとめ。watchOS10の対応機種はどうなる?

    過去のデータをもとに、2023年発表・リリースのwatchOS10の対応機種を推測してみます。
     
    これまでの傾向を見ると、Apple Watchは3回〜4回のメジャーアップデートを受けており、4回はアップデートを受けられると見てよさそうです。
     
    watchOS9で、2017年発売のApple Watch Series 3のサポートが終了していることを考えると、watchOS10では2018年発売のApple Watch Series 4がサポート対象外となる可能性が高いです。
     
    つまりwatchOS10に対応するのは、Apple Watch Series 9を始めとする、Apple Watch Series 5以降のモデル、ということになりそうです。

     
     
    Source:Apple
    (lunatic)

    この記事がお役に立ったらシェアお願いします

    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

    特集

    [PR]オフィシャルサイト

    目次