Apple、watchOS7をリリース

    WWDC2020 watchOS7

    WWDC2020 watchOS7
     
    Appleは現地時間9月16日、Apple Watch向けアップデートwatchOS7の正式版を公開しました。睡眠記録、手洗いの自動検出などの新機能が追加されています。リリースノートを全文公開します。

    watchOS7リリースノート

    Appleが公開したwatchOS7のリリースノートは以下のとおりです。watchOS7は、Apple Watch Series 3以降のApple Watchに対応します。
     

    watchOS 7では、文字盤を見つけて共有できる新しい方法や、睡眠記録機能、手洗いの自動検出機能、新しいワークアウトの種類が加わり、Apple Watchがこれまで以上にパワフルに、そしてパーソナルになります。ファミリー設定でファミリーメンバーのApple Watchを自分のiPhoneとペアリングして、大切な人と常につながることができます。また、“ミー文字” App、“マップ”での自転車の経路案内、Siriでの言語の翻訳も追加されます。

     

    文字盤

    • 新しい“ストライプ”の文字盤では、ストライプの数を自由に選択でき、角度を回転させて自分のスタイルに合った文字盤を作成可能(Series 4以降)
    • 新しい“タイポグラフィ”の文字盤では、アラビア数字、アラビア・インド数字、デーバナーガリー数字、ローマ数字をクラシック、モダン、ラウンドのスタイルで表示(Series 4以降)
    • ジェフ・マクフェトリッジとのコラボで誕生した“アーティスト”の文字盤は、時間と共に、または画面をタップしたときにアニメーションで新たなデザインに変形
    • 新しい“ミー文字”の文字盤では、自分で作成したすべてのミー文字と、すべてのミー文字キャラクターを表示可能(Series 4以降)
    • 新しい“GMT”の文字盤では、ローカル時間を示す内側の12時間のダイヤルと、外側の24時間のダイヤルで第2の時間帯を追跡(Series 4以降)
    • 新しい“クロノグラフプロ”の文字盤では、60秒、30秒、6秒、または3秒刻みで時間を記録、または新しいタキメーターを使って一定距離の移動時間に基づき速度を計測(Series 4以降)
    • 新しい“カウントアップ”の文字盤では、ベゼルをタップして経過時間を簡単に計測可能(Series 4以降)
    • “メッセージ”や“メール”で文字盤を共有、またはリンクをオンラインで投稿
    • App Storeにあるお気に入りのApp、またはWebサイトやソーシャルメディアから、厳選された文字盤を見つけてダウンロード
    • “特大”の文字盤で多彩なコンプリケーションに対応
    • “写真”の文字盤を、新しいカラーフィルタでカスタマイズ可能
    • “世界時計”、“月の位相”、“高度計”、“カメラリモート”、“睡眠”の新しいコンプリケーション

     

    睡眠

    • 新しい“睡眠” Appでは、睡眠記録、睡眠スケジュールのカスタマイズ、一定時間の睡眠傾向の表示によって睡眠時間の目標達成を支援
    • 加速度計のデータを使って、目覚めたときと眠りについたときを検知
    • 睡眠モードでは、おやすみモードをオンに、“手前に傾けてスリープ解除”と画面をオフにして、眠りの妨げになるものを最小限に抑制
    • Apple Watchのアラーム音と触覚での目覚まし
    • スケジュールされた就寝時刻の前にApple Watchを充電するためのリマインダーと、フル充電されたときのリマインダーを受け取るオプション

     

    手洗い

    • モーションセンサーとマイクを使った手洗いの自動検出
    • 手洗いを検出すると20秒のカウントダウンを開始
    • 早めに手洗いをやめると、推奨される20秒間の手洗いを促すメッセージを表示
    • 家に着いたときに手を洗うようにリマインドされるオプション
    • 手洗いの実施回数と長さをiPhoneの“ヘルスケア” Appで確認
    • Apple Watch Series 4以降で利用可能

     

    ファミリー共有設定

    • 自分のiPhoneを使って、ファミリーメンバーのApple Watchをペアリングして管理可能。電話番号とApple IDはファミリーメンバーのものを使用
    • 連絡先の管理、通信制限の設定、画面を見ない時間帯の設定のために、“スクリーンタイム”と“休止時間”に対応
    • スクールタイムモードでは、おやすみモードをオンにして操作を制限し、文字盤をはっきりした黄色の時計に変更
    • カスタムのスクールタイムスケジュールを設定して、Apple Watchでモードが終了する時刻を表示
    • 13歳以下のユーザはアクティブカロリーの代わりにムーブ時間を追跡可能。ウォーキング、ランニング、サイクリングのワークアウトをより正確な指標で追跡
    • ファミリーメンバーの1回限り、繰り返し、または時刻ベースの位置情報通知を設定
    • Apple Cashファミリー(米国のみ)で、ファミリーメンバーに送金し、18歳未満のユーザの取引を確認
    • ファミリーメンバーは自分のアクティビティとヘルスケアのデータを共有するかどうかを選択可能。自動位置情報通知が作成されたときにファミリーメンバーに通知
    • ファミリー共有が必要。最大5名のファミリーメンバーで使用可能
    • CellularモデルのApple Watch Series 4以降で利用可能

     

    ミー文字

    • 新しい“ミー文字” Appで、新しいミー文字の作成と既存のミー文字のカスタマイズが可能
    • 新しいヘアスタイル、年齢オプションの追加、3つの新しいミー文字ステッカー
    • 自分で作ったミー文字を“ミー文字”の文字盤で使用
    • “メッセージ”でミー文字ステッカーを送信

     

    マップ

    • 読みやすい大きなフォントサイズでのターンバイターン経路
    • 自転車の経路案内では、道の勾配や道路の混雑状況を考慮して、自転車レーン、自転車専用道路、および自転車に適した道路の経路を提示
    • 自転車店など、サイクリスト向けの場所を検索して経路に追加
    • 自転車での経路は、ニューヨーク市、ロサンゼルス、サンフランシスコ・ベイエリア、上海、北京でのみ利用可能

     

    Siri

    • デバイス上での音声入力により、リクエスト処理の速さと信頼性が向上し、プライバシーの保護を強化(Series 4以降、米国英語のみ)
    • 手首の上でフレーズを直接翻訳。50以上の言語ペアに対応
    • “メッセージを読み上げる”に対応

     

    その他の機能と改善点:

    • “アクティビティ” Appで、エクササイズ時間およびスタンド時間やロール時間のゴールを変更
    • “ワークアウト” Appで、ダンス、機能的筋力トレーニング、コアトレーニング、クールダウンの新しいカスタムアルゴリズムにより関連指標の正確なトラッキングが可能
    • iPhoneの“フィットネス” Appのデザインと名前を変更。概要タブと共有タブを簡略表示
    • 健康と安全に関するApple Watchの機能を、iPhoneの“ヘルスケア” Appの新しいヘルスケアチェックリストで管理
    • Apple Watchで計測される新しい“歩行”指標を“ヘルスケア” Appで利用可能。低域最大酸素摂取量、階段上り速度、階段下り速度、6分間歩行の推定距離などを計測
    • Apple Watch Series 4以降のECG Appが、新たにコロンビア、イスラエル、クウェート、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦で利用可能
    • 不規則な心拍の通知が、新たにコロンビア、イスラエル、クウェート、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦で利用可能
    • Apple Watch Series 5で、コントロールセンターおよび通知センターへのアクセス、文字盤の変更など、画面のスリープを解除しなくてもできる追加の操作に対応
    • “メッセージ”でグループスレッドを作成
    • インライン返信を使って、特定のメッセージに返信したり、関連するすべてのメッセージを独自のビューで表示したりすることが可能
    • 以前に作成したショートカットにアクセスして実行できる、新しい“ショートカット” App
    • ショートカットをコンプリケーションとして文字盤に追加
    • ファミリー共有でオーディオブックを共有
    • “ミュージック” Appで検索が利用可能
    • Wallet Appのデザインを一新
    • Walletで車のデジタルキーに対応(Series 5)
    • ミュージック、オーディオブック、Podcastの各Appでダウンロード済みメディアを表示
    • “世界時計” Appと“天気” Appで現在位置の情報を利用可能

     
     
    Source:Apple
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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