【WWDC 18】watchOS 5発表!Watch同士の音声通話など新機能追加

WWDC18 watchOS 5

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Appleは4日(日本時間5日)に開催したWWDC 18で、Apple Watch向けの次期OSとなるwatchOS 5を発表しました。Apple Watch同士のトランシーバー機能「Walkie-Talkie」のほか、アクティビティでフレンドとの競争機能、PodcastやWebコンテンツの対応などが追加されています。
 
また新しいウォッチフェイス「プライド」が追加され、このデザインに合うApple Watch新バンドも販売開始しています。

友達と競えるアクティビティ新機能、ワークアウトの自動検知も追加

アクティビティアプリでは、フレンドと7日間にわたって競争できる新機能が追加されます。7日間のお互いの進捗状況は常に確認でき、アクティビティリングを閉じたパーセンテージごとに1ポイントを得る仕組みです。勝利すると賞が発行されます。
 
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ワークアウトでは、新たにヨガとハイキングがトレーニングメニューに追加されます。またワークアウトを自動検出できるようになり、ワークアウトの開始時、停止時を自動で検知して、ワークアウトが終わったかどうか尋ねてくれます。
 
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このほか、屋内外でのランニング、ウォーキング向けの新しいペースアラームなども追加されます。

トランシーバー機能のほか、さまざまなコンテンツにも対応

Apple Watchのユーザー同士で音声通話できる新機能「Walkie-Talkie」(ウォーキー・トーキー)は、友人や家族たちとすばやく連絡を取る新しい方法です。Wi-Fiまたはモバイルデータ通信を通じて利用できます。
 
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Apple Watchを使ってPodcastの視聴ができるようになります。他のデバイスで視聴していたエピソードは自動的に同期されるため、例えばiPhoneで視聴していた続きをApple Watchで聴くことも可能になります。
 
開発者向けの機能では、Pandoraなどのアプリから音楽やオーディオブックなどをApple Watchに同期させて、iPhoneを使わずにオフラインで再生することもできるようです。
 
Webコンテンツの再生にも対応します。リンクを開くことができ、Apple Watchの画面上でWebサイトを閲覧できます。

Siriもより賢く。iOS12の新機能ショートカットにも対応

Siriのウォッチフェイスも機能が拡充され、トレーニング後の心拍数や好きなスポーツチームのスコアなど、さまざまな情報をひとめで確認できます。またiOS12で追加される新機能Siri Shortcutsにも対応しています。
 
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Siri関連では、Hey Siriと呼びかけなくても、手首を上げて話しかけるだけでSiriが呼び出せるようになります。
 
またウォッチフェイスでは、レインボーカラーが美しい「プライド」が追加されます。このデザインに合わせたApple Watch向け新バンド「プライドエディションウーブンナイロン」も発売されました。
 
新ウォッチフェイス「プライド」は、iPhoneをiOS 11.4、Apple WatchをwatchOS 4.3.1にすることで、iPhoneの「Watch」アプリの文字盤ギャラリーに追加されます。
 

watchface pride watchface pride

 
このほか米国では、Apple Watchを学生証の代わりのIDカードとして使えるようになります。

開発者向けベータは今日から、正式版は2018年秋のリリース予定

watchOS 5は、開発者向けのベータが本日リリースされ、一般向けの正式版は2018年秋にリリース予定です。
 
対応端末はApple Watch Series 1以降で、初代Apple Watchはサポート対象外となりました。ペアリングするiPhoneはiOS12を搭載する必要があるため、iPhone5s以降のモデルとなります。
 
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Source:Apple (リリース, プレビューサイト)
(asm)

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この記事を書いた人

前職は新聞社の校閲記者。経験を活かし2013年からライター、2016年から編集記者として活動中。iPhone歴は3GS→5s→6s Plus→X→11 Pro Max→12 Pro→14 Pro。

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