Pixel 6は現行ハイエンドスマホを上回るCPU性能を発揮?

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    Googleの新型スマートフォン、Pixel 6に搭載されるTensorチップに関する新たな情報が出てきました。
     
    このチップには、高速なCPUコアであるArm Cortex-X1がデュアルコアで搭載されるとのことです。現行のハイエンドスマホが採用しているシステム・オン・チップ(SoC)はシングルコアでの搭載ですので、Pixel 6のCPU性能には期待できるかもしれません。

    2.8GHz駆動のCortex-X1をデュアルコアで搭載

    TwitterユーザーのDigital Chat Station氏(@chat_station)が、Googleの新しいスマホであるPixel 6に搭載されるTensorチップのCPUに関するリーク情報を投稿しました。
     
    それによると、TensorチップにはArmの高速CPUコアであるCortex-X1が2基搭載されるそうです。
     


     
    QualcommのSnapdragon 888/888+やSamsungのExynos 2100といった現行のフラッグシップSoCはCortex-X1を1基しか搭載しておらず、Tensorチップはこれらを超えるCPU性能を発揮しそうです。
     
    クロック周波数に関しては、TensorチップのCortex-X1が2.8GHzなのに対し、Snapdragon 888は2.84GHz、888+は2.995GHz、Exynos 2100は2.9GHzとなっています。
     
    しかしながら、次世代フラッグシップSoCであるQualcommのSnapdragon 898やSamsungのExynos 2200、それにMediaTekのDimensity 2000にはArmの新CPUコアでありCortex-X1より約16%性能が高いといわれるCortex-X2が搭載されるといわれ、これらにはTensorチップのCPU性能は劣る可能性があります。
     
    Tensorチップにはほかに、2.25GHzのCPUコアが2基と、1.8GHzのCPUコアが4基搭載されるとのことです。CPUコアの種類は今のところ明らかにされていません。

    GPUはExynos 2100と同じMali-G78

    一方、TensorチップGPUとしては、Exynos 2100と同じMali-G78が搭載されるようです。
     
    動作周波数は不明ですが、同じ5nmプロセスで製造されることから、同等の動作周波数であることが予想されます。
     
    Exynos 2100はGPU性能でSnapdragon 888を下回っており、Pixel 6に関しても同じことがいえるかもしれません。
     
    ただし、実際のゲーム性能はGPUだけでなくCPU性能も重要であるため、ゲームでの性能に関しては少なくともExynos 2100は上回ることでしょう

     
     
    Source: Digital Chat Station/Twitter via Notebookcheck
    Photo: Google
    (ハウザー)

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