auがeSIMサービス提供開始、UQ mobileは9月の開始目指す

KDDIと沖縄セルラーは8月26日、auでeSIMへの対応を同日から開始すると発表しました。iPhoneシリーズはiPhone XS/XR以降のモデルが対応します。
iPhone XS/XS Max/XR以降が対応
auがeSIMに対応することで、従来の物理的なSIMカードを使わず、本体にプロファイルをダウンロードすれば回線を利用できるようになります。
配送や来店が不要で、申込から開通までをオンラインで完結させることが可能となります。
対応機種では、物理SIMとeSIMで2社の通信回線を併用することも可能です。
iPhoneシリーズでは、2018年に発売されたiPhone XS/XS Max/XR以降の以下のモデルがeSIMに対応しています。なお、他社で購入した端末の場合、SIMロックが解除されている必要があります。
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone11
- iPhone11 Pro
- iPhone11 Pro Max
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone12
- iPhone12 mini
- iPhone12 Pro
- iPhone12 Pro Max
このほか、auで販売されたGoogle Pixel 5もeSIMに対応します。
UQ mobileは9月めどにeSIM対応へ
auのサブブランドにあたるUQ mobileでも、9月をめどにeSIMに対応する、と時事通信やケータイwatchなどが報じています。
現時点ではUQ mobileでのeSIMサービスの具体的な内容は未定とのことです。
なお、3月にサービスを開始したpovoでは、eSIMサービスに対応しています。
ソフトバンク系は対応済み、ドコモは「検討中」
総務省は、通信会社の乗り換えをしやすくするための方策として、SIMロックの禁止とあわせてeSIMの普及推進を求めたガイドラインを8月10日に公開しています。
なお、一部の家電量販店でiPhone SE(第2世代)の格安販売が行われ、販売台数が急増しているのは、ガイドラインが施行される10月を前にSIMロックのかかった端末を在庫処分するためとみられています。
ソフトバンクは7月14日から、Y!mobileは3月17日から、LINEMOは3月のサービス提供当初からeSIMの提供を開始しています。
NTTドコモは、ahamoも含めてeSIMへの対応は検討中としており、具体的な対応時期は発表されていません。
iPhone Maniaでは、3大キャリアが2021年春に提供を開始したオンライン限定プランの徹底比較記事も公開しています。
Source:KDDI (報道発表, 対応機種一覧), ケータイwatch, 時事通信
(hato)