iPhone SE(第2世代)の販売が急増、理由はSIMロック禁止前の在庫放出か

    Apple iPhone SE(第2世代)

    Apple iPhone SE(第2世代)
     
    最近、家電量販店などで「一括10円」など激安で販売されているiPhone SE(第2世代)の販売台数が急増していることが、家電量販店POSデータの集計結果から分かったとBCN+Rが報じています。

    iPhone SE(第2世代)の販売、8月中旬に急増

    最近、一部の家電量販店で大手キャリアでMNP契約すると、iPhone SE(第2世代)の64GBモデルが「一括10円」で購入できるとお伝えしていますが、その影響はPOSデータにも如実に現れているようです。
     
    家電量販店のPOSデータを集計しているBCNによると、2021年8月9日の週、iPhone SE(第2世代)の販売台数は1月第1週の販売台数と比べて2.42倍と急伸しているそうです。
     
    1月第1週の販売台数と比較すると、7月26日の週が1.16、8月2日の週が1.03と、急激に販売台数が伸びたことが分かります。
     
    iPhone SE(第2世代) 販売推移
     

    理由はSIMロック禁止前の在庫放出?

    BCNは、iPhone SE(第2世代)の販売台数が急増した理由について、総務省が8月10日にSIMロックを原則禁止とするガイドラインを公開した影響だろう、と分析しています。
     
    SIMロックが禁止されるのは、2021年10月1日以降に販売が開始される機種が対象なので、iPhone SE(第2世代)などは対象とはなりませんが、販売現場の混乱を回避する目的で、在庫を放出したい意図があるとみられます。
     
    ホームボタンによる指紋認証に対応し、A13 BIonicプロセッサを搭載したiPhone SE(第2世代)を手頃に購入するなら、早期の購入が得策かもしれません。

    2021年1月〜7月の販売シェア1位のiPhone SE(第2世代)

    BCNが家電量販店の実売データを集計した2021年1月〜7月のスマートフォン販売台数ランキングによると、iPhone SE(第2世代)の販売台数シェアは全体の16.8%を占め、iPhone12の13.0%、iPhone12 Proの5.5%などを抑えてトップに立っています。
     
    スマートフォン販売台数ランキング
     
     
    Source:BCN+R
    Photo:Apple
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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