18日に正式版リリース!iOS12へアップデートする前に準備したい7つのこと


日本時間9月18日に、iPhoneやiPadなどのiOS搭載端末に向けた、最新版iOS12アップデートの配信が始まります。iOS12は、6月のWWDC2018で発表されて以降、開発者やパブリックベータテスター向けのベータ版で不具合修正などの調整が行われており、今回リリースはすべてのユーザーがインストールできる正式版の配信となります。
iOS12へアップデートを行う前に、アップデートを予定している端末で、事前にしておくべき準備や確認事項があります。
▼ 利用しているiPhone、iPad、iPod touchがiOS12対応端末か調べる
▼ アップデートしたい端末のストレージに空き容量を確保する
▼ アップデートに必要な環境を整える
▼ アップデートしたい端末のデータをバックアップする
▼ アップデートしたい端末のパスコード設定を確認する
▼ 利用中のApple IDやパスワードを確認する
▼ 利用しているアプリのiOS12対応予定を調べる
利用しているiPhone、iPad、iPod touchがiOS12対応端末か調べる
iOS12にアップデートできるのは、iPhoneは5s以降、iPad miniはmini2以降、iPadは第5世代、iPad AirはAirとAir 2、iPad Proは9.7インチ、10.5インチ、12.9インチモデル(第1・第2世代とも)、iPod touchは第6世代のみとなっています。利用している端末がこれら以前のモデルの場合は、ソフトウェア・アップデートでiOS12を受信できません。
2018年9月21日発売のiPhone XS、iPhone XS Max、同10月26日発売のiPhone XRは、あらかじめiOS12がインストールされた状態で販売されます。
iPhone | iPad | iPod touch |
---|---|---|
iPhone XS iPhone XS Max iPhone XR iPhone X iPhone8 iPhone8 Plus iPhone7 iPhone7 Plus iPhone6s iPhone6s Plus iPhone6 iPhone6 Plus iPhone SE iPhone5s |
12.9インチ iPad Pro (第1、第2世代) 10.5インチ iPad Pro 9.7インチ iPad Pro iPad Air 2 iPad Air iPad (第6世代) iPad (第5世代) iPad mini 4 iPad mini 3 iPad mini 2 |
iPod touch (第6世代) |
アップデートしたい端末のストレージに空き容量を確保する
iTunesを使って端末をiOS12にアップデートする際は、端末のストレージに数GBの空き容量が必要となります。アップデートファイルをダウンロードする際に、アップデートに必要な空き容量が不足していると、再インストールが可能なアプリを一時的に削除してもよいか確認するメッセージが表示されます。これを許可して一時的に削除されたアプリは、アップデート後に再インストールされます。
Wi-Fiなどでワイヤレスアップデートする場合に、アップデートに必要な空き容量が不足していると、手動で端末から不要なデータを削除し空き容量を確保する必要があります。iPhoneの空き容量を確保する方法を確認し、あらかじめ空き容量を作っておくことで、スムーズなiOS12へのアップデート作業が可能になります。
過去のiOSのメジャーアップデートには、2~3GB程度の空き容量が必要でした。念の為、5GB程度の空き容量を作っておけば、スムーズにアップデートができるでしょう。
アップデートに必要な環境を整える
iOSアップデートを安全に行うために、必要な環境を整えましょう。
iTunesを最新版にアップデートする
iTunesを使ってiOSアップデートを実行するためには、iTunesを最新版にアップデートする必要があります。
Wi-Fiなど、ネット環境の確認
iOSアップデートのためのアップデートファイルは、数GB単位とデータサイズが大きくなっています。そのため、Wi-Fi以外の3G/4G回線などでダウンロードすると、時間がかかる上に、かなりの通信量を消費してしまいます。
Wi-Fi環境がない場合は、パソコンを使ってiTunesでアップデートするか、Wi-Fi環境がある場所でアップデートを行うことをオススメします。
また、アップデートファイルのダウンロード中に回線が途切れると、ダウンロードが止まってしまうため、回線が安定している場所でアップデートを行いましょう。
充電状況の確認
iOSアップデート中に充電が切れてしまうと、アップデートが正常に完了しない可能性があり、不具合や故障に繋がります。そのため、iOSアップデートは、50%以上のバッテリー残量がないと、行うことができません。必ず十分に充電し、できれば充電ケーブルを接続した状態でアップデートを行うようにしてください。
また、アップデートには時間がかかるため、途中で充電ケーブルが抜けてしまって充電が切れてしまった、というような事態を防ぐため、接続が安定している充電ケーブルを使用するようにしましょう。
アップデートしたい端末のデータをバックアップする
ワイヤレスアップデートの場合、iOSのアップデートに失敗する場合があります。失敗の原因となるのは、端末の空き容量が不足、アップデートサーバーの混雑などの理由が考えられます。
Wi-Fi環境が安定していないと、ファイルのダウンロードに時間がかかったり、アップデートサーバーにつながらなかったり、その結果アップデートが終わらなかったりと問題が起きやすく、最悪の場合はデータが消えてしまう可能性があります。
失敗した時にデータの消失が起きても、アップデート前に利用中の端末内のデータをバックアップしておけば、元の状態に復元することができます。バックアップ手段は、パソコンで操作するiTunesと、iPhoneでも操作できるiCloudの2種類があります。
iCloudでは、無料で利用できる容量は5GBとなっています。有料プランの契約をすることで、容量を増やすことができます。写真や動画、メールなどのデータを5GBに収めるのは、これらの機能をよく利用するユーザーの場合は難しいため、有料プランを購入することなども検討しましょう。
万が一アップデートに失敗して、復元が必要になった場合は以下の記事を参考にしてください。
アップデートしたい端末のパスコード設定を確認する
利用中の端末にパスコードを設定している場合は、iOS12にアップデートする際にパスコードの入力が必要になります。6回連続でパスコードを間違えて入力してしまうと、「iPhoneは使用できません」と表示され、1分程度操作ができなくなります。
パスコードを忘れてしまったり、思い出せなくなってしまった場合は、iPhoneのデータを消去してパスコードを新しく設定しなおす必要があります。iOS12にアップデートする前に、パスコードの設定を確認しておきましょう。
利用中のApple IDやパスワードを確認する
iOS12へのアップデート後、Apple IDを使ってサインインをする必要があります。あらかじめApple ID(メールアドレス)やパスワードの設定を確認しておきましょう。もしApple IDを忘れてしまった場合は、Apple ID管理サイトでApple IDの検索機能を利用して見つることができます。パスワードを忘れた場合も、Apple ID管理サイトで、パスワードをリセットし再設定することができます。
利用しているアプリのiOS12対応予定を調べる
普段から利用しているアプリや、仕事などの都合で必ず使わなければいけないアプリが、iOS12へ対応するかどうかを調べておく必要があります。
アプリ内のお知らせや、アプリの公式サイト、公式Twitter、App Storeのページなどを確認し、iOS12への対応状況を確認しましょう。
iOS12にアップデートすると、多くの新機能が追加されます。また、セキュリティ面も強化されるため、基本的にはアップデートは行うべきですが、日頃利用しているアプリが対応に時間がかかる場合などは、様子見するのも1つの方法です。