iPhoneのバックアップを保存する方法 ~iCloud編
iPhoneのバックアップをiCloudでとりたい
▼ポイント:iCloudとiTunesではバックアップ方法が異なる
▼ポイント:バックアップを暗号化して保存しよう
▼iCloudでバックアップをとる
▼iCloudに自動でバックアップをとる
▼iCloudストレージの容量が足りなくなったときは
ポイント:iCloudとiTunesではバックアップ方法が異なる
iPhoneのデータは、iCloudまたはiTunesを使ってバックアップを保存できます。しかしそれぞれバックアップ方法や、バックアップを保存しておく場所が異なります。
iTunes | iCloud | |
---|---|---|
バックアップ 保存場所 |
Mac または Windowsパソコン |
Apple運営の クラウド上 |
バックアップ できる データ容量 |
Mac/Windowsパソコンのストレージ空き容量で変わる | 最大2TB (最初5GBは無料、以降は追加で購入する) |
バックアップ 保存形式 |
標準では暗号化なし 暗号化する設定も可能 |
常に暗号化される |
バックアップ 手段 |
Mac/Windowsパソコンと接続できれば、バックアップの作成・使用が可能 | Wi-Fiが使えるならば、どこでもバックアップの作成・使用が可能 |
iCloudおよびiTunesでバックアップできるコンテンツやデータ、設定は以下の通りです。
iCloud
iCloudでは、端末に保存されているほぼすべてのデータと設定情報がバックアップできます。ただし、パソコンで取り込んだCDの音楽データなどはバックアップ対象外のため、パソコンで直接管理する必要があります。
・音楽、映画、テレビ番組、アプリケーション、ブックの購入履歴
・iOS デバイスの写真とビデオ
・デバイス設定
・Appデータ ※1
・ホーム画面とAppの配置
・iMessage、テキスト(SMS)、MMSメッセージ
・着信音
・Visual Voicemailのパスワード
・ヘルスケアデータ
・HomeKitの構成
・iTunes in the Cloud および App Store のコンテンツ ※2
※1…バックアップできるAppデータは、iCloudに対応しているものに限ります。設定>iCloud>書類とデータで表示されていないアプリのデータは保存されないので注意してください。
※2…既に購入済みのコンテンツに関しては、iTunes Store、App Store、iBook Storeで取り扱い継続中であれば、タップして再ダウンロードできます。
iTunes
iTunesバックアップでは、端末のほぼすべてのデータと設定情報がバックアップ可能です。
・カメラロールの写真と動画
・連絡先
・カレンダー、Safari、マップ、メモ、メールアカウント、通話履歴、メッセージ、ボイスメモなどのAppデータ
・ネットワーク設定
・iTunes StoreやApp Storeから入手したもの、iBooksに直接ダウンロードしたPDF ※3
・アクティビティ、ヘルスケア、キーチェーンのデータ ※4
・App Storeで購入したAppデータ
・Appの設定、環境設定、書類などのデータ
・App内で購入したもの
・ホーム画面とAppの配置 など
※3…iTunesで「購入した項目を転送」を使うとバックアップ可能です。
※4…iTunesでバックアップを暗号化すればバックアップ可能です。
ポイント:バックアップを暗号化して保存しよう
iTunesの場合は標準設定だと暗号化されず、暗号化するよう設定する必要がありますが、iCloudで保存したバックアップは常に暗号化される仕組みです。暗号化することで、通常ではバックアップできないデータもバックアップできるようになります。
暗号化することでバックアップできるようになるのは、以下の情報です。
・保存したパスワード
・Wi-Fi設定
・Webサイトの履歴
・ヘルスケアデータ
・一部のアプリのデータ(LINEのトーク履歴など)
iCloudでバックアップをとる
かんたんステップ
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STEP1
Wi-Fiをオンにする
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STEP2
「設定」→「iCloud」
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STEP3
「バックアップ」
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STEP4
「iCloudバックアップ」をオンにする
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STEP5
「今すぐバックアップを作成」
1
iPhoneをWi-Fiに接続する
2
設定アプリから、iCloudの設定を開く
3
iCloudバックアップをオンにする
4
iCloudでバックアップをとる
iCloudに自動でバックアップをとる
iCloudを使ったバックアップはこのように手動でも行えますが、必要な準備ができていれば、毎日自動的にバックアップをとることも可能です。
自動的にバックアップを行うには、以下の条件を満たしている必要があります。
・「iCloudバックアップ」がオンになっている
・iPhoneを電源に接続(充電)している
・iPhoneをWi-Fi接続している
・iPhoneの画面をロック状態にしている
・iCloudのストレージに十分な空き容量がある
iCloudストレージの容量が足りなくなったときは