iPhone8の「鏡面仕上げ」とワイヤレス充電を両立?Appleが特許を申請

iPhone8 コンセプトデザイン Martin Hajek

iPhone8 コンセプトデザイン Martin Hajek

 
iPhone8に「鏡面仕上げ」の新色が追加されるとの噂がありますが、Appleが光沢のある表面を持ちながら、傷に強くワイヤレス充電にも影響しない加工技術の特許を申請していたことが明らかになりました。iPhoneの背面にあるアンテナラインも不要になるかもしれません。

iPhone8は鏡面仕上げとワイヤレス充電を両立?

iPhone8のカラーバリエーションのひとつに鏡面仕上げ」が追加される、との情報を先日ご紹介しましたが、AppleはiPhoneの表面を、光を反射しつつ傷に強い層で覆う技術の特許を申請していた、と米メディアCNBCが報じています。
 
「光学的反射層(optically reflective layer)」と名付けられた特許技術の説明には、デバイスを覆う半透明の層に金属の粉末を封入することで、陽極酸化処理を施した金属のような光の反射が実現できる、と特徴が記されています。
 

Apple 光学的反射層 特許

 
この加工が実現すれば、デバイスの表面が滑らかで継ぎ目がないデザインになるだけでなく、電気信号に干渉しないため、iPhone8で導入が噂されているワイヤレス充電に影響しないほか、iPhone6以降のモデルに存在するアンテナラインも不要になる可能性があります。
 
iPhone8に鏡面仕上げモデルが追加、との噂が報じられた際は、ジェットブラックの見間違いの可能性も指摘されていました。しかし、この製造方法なら、傷つきやすいジェットブラックと違い、表面の光沢と傷つきにくさを両立することが可能です。

セラミック製iPhoneの可能性も

Appleはこのほか、iPhoneの表面を強化セラミックで覆う技術の特許を申請しています。この特許は、従来の製造方法だと大規模な設備が必要なセラミックを、レーザー研磨によって効率よく製造するための技術がポイントとなっています。
 
これまで、Appleが製品にセラミックを採用したのはApple Watch Editionのみです。
 
 
Source:CNBC
Photo: ComputerBlid
(hato)

 
 

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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