watchOS 3がリリース!新機能をまとめて紹介

watchOS 3

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Apple Watch用の最新OS、watchOS 3が正式リリースされました。watchOS 3で何が変わったのか、どんな新機能が追加されたのかをまとめてご紹介します。

「Dock」の導入

watchOS 1、2にあったFriendsメニューが、「Dock」に置き換えられました。デジタルクラウンの下にあるサイドボタンを押すとDockが現れ、目的のアプリが即座に開けます。
 
Dockは最高10までのアプリをメモリに保存してバックグラウンドで動作でき、Dockに保存されたアプリは瞬時に開くことができます。

コントロールセンターの改良

watchOS 3ではGlancesもなくなり、Dockにあるアプリが表示されるようになっています。また文字盤の一番下から上にスワイプすると、コントロールセンターが表示されるようになりました。
 
コントロールセンターでは、機内モード、ミュート、おやすみモード、バッテリー残量の確認、iPhoneを探す、Apple Watchのロック、AirPlayなどの機能が設定可能です。

新しい文字盤、切り替えも簡単に

watchOS 3
 
文字盤の種類が増えたのも、watchOS 3の特徴のひとつです。デジタルとアナログの2種類のアクティビティの文字盤、シンプルな数字、ミニーマウス、ミッキーマウスのモノクロ版の文字盤が追加されています。種類が豊富になったアプリでカスタマイズも可能です。
 
また文字盤はスワイプするだけで簡単に切り替えられるようになりました。

新アプリの登場

ワークアウトアプリ

距離、ペース、アクティビティ、心拍数、経過時間といったワークアウトの測定値を、同時に最大5つまで表示することができます。重要な測定値をハイライトしたり、セグメントに分けて記録したり、「ピラテス」「ボクシング」などのワークアウト名をつけたりすることも可能です。
 
またランニングの場合、信号などで止まると測定を一時停止し、走り始めると測定を再開します。
 

呼吸アプリ

深呼吸を促すアプリです。アニメーションとタップで集中力を高めるようサポートしてくれます。リマインダーを使えば、深呼吸する時間を設定、生活に組み込むことができます。深呼吸が終わると、心拍数の測定を行います。
 

ホームアプリ

HomeKitに対応した製品をApple Watch上で一括管理できます。
 
その他、友達を探すアプリが追加されたほか、マップや天気、ワークアウト、アクティビティ、リマインダーなどのアプリがアップデートされています。

アクティビティの共有

アクティビティのリングを友達や家族と共有可能となりました。誰が最初に3つのリングすべてを完成できるかを競ったり、日々のトレーニングの進捗をトレーナーにチェックしてもらったりすることができます。
 
共有している人がワークアウトを終えたり目標を達成したりすると通知が届くので、メッセージアプリで直接励ましの言葉などを送信することが可能です。

車椅子での使用

watchOS 3のアクティビティアプリは、車椅子のユーザー向けにも最適化されています。車椅子専用の2種類のワークアウトと「ロールの時間です!」通知も組み込まれています。

表現方法が増えたメッセージアプリ

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絵文字が大きくなり、背景に花火を打ち上げる、ステッカーを貼り付ける、見えないインクでナイショ話をする、など、メッセージで使える表現方法が増えました。デジタルタッチで絵を描いて送ったり、ハートビートをメッセージから送ったりすることもできます。

Macのロック解除

Apple Watchを着用した状態でMacに近づくと、Macがそれを感知し、自動的にロック解除するので、パスワード入力が不要となります。ただし古い機種のMacは対応していない場合があるので、注意が必要です。

緊急電話

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世界中どこにいても、サイドボタンを長押しすると、SOS機能が現地の救急サービスに電話を発信します。同時にユーザーが登録している緊急連絡先にもメッセージを送信します。
 
先日の発表会で公開されたApple Watch Series2は、9月16日に発売されます。
 
 
Source:Apple,9to5Mac
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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