Snapchat、iPhone12 ProのLiDARスキャナを使ったAR機能を開発中

    snapchat ar レンズ

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    Appleは日本時間の10月14日未明、オンライン上で新製品発表イベントを開催しました。新たに発表されたiPhone12シリーズのうち、「iPhone12 Pro」と「iPhone12 Pro Max」にはLiDARスキャナが搭載されているのが特徴となっていますが、SnapchatLiDARスキャナを使った新たな拡張現実(AR)機能を開発中であることが、プレゼンの中で明かされました。

    LiDARでオートフォーカスも改善

    iPhone12 Proシリーズに採用されているLiDARスキャナで、光の距離を測定し、その場面のピクセル深度の情報を利用できるようになりました。さらに高速でよりリアルなAR体験が実現するだけでなく、明るさの足りない場面でのオートフォーカスが6倍向上するので、写真やビデオをより正確に、より短時間で撮影できます。
     
    Appleのオンラインイベント終盤のLiDARについて紹介するセクションで、Snapchatが現在開発中の新AR機能が短かく紹介されていたことがわかりました。

    3Dオブジェクトが現実空間に正しく配置

    動画の59分41秒から、左端にSnapchatアプリのARレンズが登場します。エキゾチックな花と草がテーブル上と床面を覆っており、ハチドリのような鳥がユーザーの顔の周りを飛んでいます。
     
    部屋の奥のほうにある草は、ユーザーの近くにあるものよりも小さくなっており、遠くにあるように見えるようになっています。また、草は食器棚にも伸びており、現実空間のオブジェクトが3D空間上で正しく認識されているのが伺えます。
     
    Snapchatレンズの鳥は、ユーザーの背後へ移動すると消えたり、手の上に正確にとまったりもしています。
     

     
    TechCrunchがSnapchatに確認したところ、Appleのプレゼンの中に登場したレンズは、同社が開発中の新AR機能で間違いないとの答えが返ってきたとのことです。
     
     
    Source:TechCrunch, Apple
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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