OLED搭載iPad Pro発売でミニLED廃番〜iPhone/iPadの今後の計画
まもなく発表される見通しの新型iPad Proと新型iPad Airを含めた今後数年先までのiPadおよびiPhoneの開発計画に、市場調査会社Omdiaが言及しています。
Omdiaはその中で、iPhone SE(第4世代)の発売時期、画面下埋込み型カメラの採用時期に関する予想も伝えています。
iPadシリーズの開発計画
iPadについてOmdiaは、以下のようになると予想しています。
- 新型iPad Proの発売により、ミニLEDディスプレイ搭載モデルの販売は終了
- 液晶ディスプレイ搭載iPadの最上位モデルは、新型iPad Airになる
- iPad AirとiPad miniも、2028年に有機EL(OLED)をディスプレイに移行する
- iPad ProのOLEDディスプレイは2段スタック型、iPad AirとiPad miniのそれは1段スタック型
iPad AirとiPad miniのOLED搭載予想時期を変更
これらの予想のほとんどは既に伝えられているもので、新しいものとしてはミニLEDディスプレイを搭載する12.9インチiPad Proの販売終了に言及していること、iPad AirとiPad miniのOLEDディスプレイへの移行時期を2028年としていることです。
Omdiaは先月、iPad AirがOLEDディスプレイを搭載するのは2026年、iPad miniは2027年と報告していましたので、それが遅れることになります。
iPhone SE(第4世代)などの情報
OmdiaはiPhone SE(第4世代)にも触れており、発売時期は2025年でディスプレイの最高リフレッシュレートは60HzでiPhone14と同じ、一方、iPhone17シリーズはiPhone17とiPhone17 Plusの最高リフレッシュレートが120Hzになると考えているようです。
iPhone17とiPhone17 Plusの最高リフレッシュレートも120Hzになった場合、Proシリーズは差別化のために新技術を採用する可能性があります。
そのうちの1つは画面下埋込み型カメラで、2027年モデルのiPhoneに搭載することが計画されていますが、現状は難航している模様です。
また、折りたたみデバイスとして、横に折りたたむ7インチ〜8インチのディスプレイ搭載モデルが開発されているということですので、折りたたみiPadを指していると思われます。
今回の予想に関する考察
今回のOmdia初の情報は新しいものがほぼありませんが、iPhone SE(第4世代)の発売時期を2025年としている点が気になります。
発売が半年程度になると流出することが多いCADデータにおいて、先日、iPhone SE(第4世代)のものが報告されましたが、そこまで開発が進んでいてもなお、発売まで1年もかかるのでしょうか。