iPhone SE(第4世代)の年内発売もあり!?Qualcommとモデム契約延長
Appleが、Qualcommとの5Gモデム契約を2027年3月まで延長することが明らかになりました。このことは、Apple独自設計の5Gモデムの開発が難渋していること、少なくとも十分な供給数を確保することが難しいことを示しています。
Apple独自設計の5Gモデムは最初にiPhone SE(第4世代)に搭載されると噂されていますが、2027年4月までiPhone SE(第3世代)を販売し続けることは考えにくいため、早ければ今秋にも発表されるかもしれません。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. AppleはiPhone SE(第4世代)を、今秋に発表すると独自予想。
2. iPhone SE(第4世代)に搭載されると噂された独自設計の5Gモデムは、2027年まで供給されない可能性が高い。
3. iPhone SE(第3世代)を5年間販売し続けるとは考えにくいため、今秋にiPhone SE(第4世代)を発表し、2027年4月にiPhone SE(第5世代)を発売するのではないか。
独自5Gモデムにこだわり、iPhone SE(第3世代)を5年間売り続ける?
iPhone SE(第3世代)の発売が2022年3月なので、そろそろiPhone SE(第4世代)に切り替わる時期ではと筆者は予想しています。
その時期について、搭載する予定のApple独自設計の5Gモデムの開発が遅れているため、iPhone SE(第4世代)の発売時期は2025年になると噂されていました。
しかし、今回の報道を見る限り、Apple独自設計の5Gモデムを2025年に供給するのは困難と言わざるを得ません。
その場合、iPhone SE(第4世代)に独自設計の5Gモデムを搭載することにこだわり、Qualcommとの供給契約が切れる2027年4月まで発売を見合わせるでしょうか。
そのようなことになれば、iPhone SE(第3世代)を5年間も販売することになるため、製品競争力の低下と陳腐化は避けられないでしょう。
2年半ごとに新型iPhone SEを発売するのが合理的では?
そのため、iPhone SE(第4世代)に独自設計の5Gモデムを搭載することを断念し、2027年4月に独自設計の5Gモデムを搭載するiPhone SE(第5世代)を発売するほうが合理的と考えられます。
このスケジュールであれば、iPhone SE(第3世代)からiPhone SE(第4世代)におよそ2年半となる2024年9月に切り替え、iPhone SE(第4世代)から独自開発5Gモデムを搭載するiPhone SE(第5世代)におよそ2年半となる2027年4月に切り替えられることになります。
Photo:iPhone Mania
(FT729)