M3 Extreme搭載Mac Pro実現!?Ultra×4のカスタムチップ開発
Appleは、Apple Carに搭載することを目的に、M2 Ultraを4つ統合したカスタムチップを開発していた模様です。
Apple Carの開発中止に伴いこのカスタムチップの技術がAppleシリコンに導入されれば、新型Mac ProにはM3 Extremeが搭載されるかもしれません。
M1 Maxを4つ統合したチップが存在したとの噂
Appleシリコンを搭載するMac Proには、M1 Maxを4つ統合(接続)したチップが搭載されるとの噂がありましたが、現行モデルにはMac Sturioと同じM2 Ultraしか搭載されていません。
M2 Ultraは、M2 Maxを2つ統合したチップです。M2 Ultraを4つ統合できるのであれば、2つ統合するのに技術上の課題はないでしょう。
それが実現できれば、M1 Maxを4つ統合したチップが存在したとの噂と符合します。今回の情報も、これらの噂を伝えていたBloombergのマーク・ガーマン記者によるものです。
M3 Extremeがついに実現?
新型Mac Proに搭載されるとすれば、最新のM3 Maxを2つ統合したM3 Ultraと、M3 Ultraを2つ統合したM3 Extremeになる可能性があります。
その場合、単純計算ながら、M3 Ultraの構成は「1,840億個のトランジスタ、32コアのCPU、80コアのGPU、256GBのユニファイドメモリ」、M3 Extremeの構成は「3,680億個のトランジスタ、64コアのCPU、160コアのGPU、512GBのユニファイドメモリ」になると試算されます。
新型iPad Proには低動作周波数版のM3搭載か
高いリーク情報的中率を誇るリーカーの手机晶片达人氏は、2023年11月に「Appleは未発表のM3シリーズチップを2種類開発している」と述べていました。
うち1種類はM3 Ultraで、世界開発者会議(WWDC24)で新型Mac Studioに搭載されて発表されるかもしれません。
もう1種類は謎のCPUIDとされた新型iPad Pro用のチップ(T8132)で、低動作周波数版のM3の可能性があります。
新型Mac Proの発表が2024年後半であれば、M3 Extremeの搭載が期待されます。