これからのスマホはどのようになっていく?今注目の人物にWiredが質問

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    これからのスマートフォンの動向について、テクノロジー雑誌Wiredが重要人物に質問を投げかけています。

    iPodの生みの親の観測とは?

    巷でiPodの父と呼ばれるトニー・ファデル氏は、人工知能(AI)が至るところに存在するようになる未来に、スマホがどのような役割を果たすべきかについて述べています。
     
    鍵となるのは暗号化で、現在行われているようなデバイスからサーバー間のものではなく、将来的にチップ間や出入力間でも暗号化が行われるようになるとのことです。
     
    ここでの暗号化とはプライバシーのためというよりも、音声や写真、動画をキャプチャするとき、特定のコアを経由して処理され、スタンプが押されるようになり、ディープフェイクでないこと、フォトショップやフィルターなど何らかの方法で加工されたものでなないことを証明するために使用されるようになるそうです。
     
    その他にも、折りたたみスマホはニッチであり続けること、より優れたディスプレイ技術が登場することなどをファデル氏は予測しています。

    十代の若者のメンタルヘルスが心配

    電子回路を楽しく学べるオープンソースのSTEAM教育のための新たなツールを提供するlittleBitsの創業者で起業家のアヤ・ブディール氏は、スマホがもたらす若者への影響を憂慮しています。
     
    デバイスの形態については、分散型になっていくというのがブディール氏の見方です。スマートウォッチ、スマートグラスなどウェアラブル型のデバイスに移行していき、人々が携帯電話を持たなくなる日がくるのではないか、と同氏は予想しています。

    折りたたみスマホに希望を見出す人も

    Moor Insights & Strategyのアナリストのアンシェル・サグ氏は、やがて大半のスマートフォンが折りたたみ式になると予想しており、1つのデバイスからさらなる実用性を引き出そうとすることを人々は求めるだろう、と述べています。

    アップグレード可能なモジュラー方式が主流に?

    デバイス分解と修理のしやすさ評価で知られるiFixitの最高経営責任者(CEO)で修理する権利の提唱者でもあるカイル・ウィーンズ氏は、スマートフォンはアップグレード可能なモジュラー方式になっていくと予想しています。
     
    すでにオランダの携帯電話メーカーFairphoneがカメラなどさまざまな部品が交換可能なスマホを発売していますが、Nokiaも修理可能なスマホを最近発表したばかりです。
     
    それでも、なるべくスマホは使わないほうがいい、とウィーンズ氏は語っています。スマホを触っているよりも、外の世界に出ているほうが健康的だ、と同氏は考えているようです。
     
     
    Source:Wired
    Photo:Smartprix
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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