iPhone SE(第4世代)〜幻になりそうな完全新機種の噂まとめ

    iPhone SE 4 iPhone Mania

    iPhone SE 4 iPhone Mania
     
    Appleは、ホームボタンを搭載しないiPhone SEモデルを開発していると数年前から噂され、モデル名も、「iPhone SE Plus」「iPhone SE(第3世代)」「iPhone SE(第4世代)」として発売されると、仮のモデル名も変遷してきました。
     
    直近の噂では、iPhone XRの筐体を利用して生体認証はTouch ID内蔵電源ボタンを採用、2024年に発売されると大いに期待されていましたが、Appleの開発費削減方針により幻に終わりそうな気配が漂っています。
     
    同モデルの開発が続いていることを期待し、これまでに噂された名称や発売時期、仕様を確認してみます。

    ホームボタンを搭載しないiPhone SEモデルの噂の経緯

    ホームボタンを搭載しないiPhone SEモデルの名称は、古い順に、「iPhone SE Plus」「iPhone SE(第3世代)」「iPhone SE(第4世代)」と呼ばれてきました。
     
    ただし、同モデルが現在販売中のiPhone SE(第3世代)の後継製品になるのか、iPad(第9世代)とiPad(第10世代)のように併売されるのかに関するリーク情報は無いため、あくまでも仮のモデル名としてリーカーや海外メディアが用いてきました。
     
    ▼ 2020年、突如としてiPhone SE Plusの噂が浮上
    ▼ 2021年、詳細なスペックが語られ、発売が確実視される
    ▼ 2022年、盛り上がる中、開発中止との衝撃情報
    ▼ 開発再開の見通しは!?
    ▼ iPhone SE(第4世代)のスペック(噂)
     

    2020年

    iPhone SE Plusの発売が噂され始めたのは、iPhone SE(第2世代)が発売された直後の、2020年4月です。
     
    しかし、同月中に「発売が2021年7月以降に延期された」との情報が入ります。
     
    ここまでは、iPhone SE PlusはiPhone8 Plus後継品となるホームボタン搭載モデルとみられていましたが、突如、5.5インチか6.1インチディスプレイを搭載し水滴型ノッチを採用、生体認証はTouch ID内蔵電源ボタンになるとの予想が伝えられました。
     
    予想販売価格は55,000円程度(当時の為替レート、今なら約69,000円)と噂されましたので、上記のスペックとこの価格に期待が高まりました。
     
    また、廉価モデル向けのAppleシリコンとして、同モデルにはApple B14プロセッサが搭載されるとの、トンデモ情報が伝えられたのもこの時期です。
     

    2021年

    2021年になると、フルスクリーンを搭載する廉価モデルとしてのSEモデルの名称として、iPhone SE(第3世代)が語られるようになります。
     
    この時点でも、ディスプレイサイズは6.1インチ、生体認証はiPad Air(第4世代)と同じTouch ID内蔵電源ボタンという予想は、どのメディアでも変わりませんでした。
     
    新たに加わった噂はデュアルモード5G(NSAモードおよびSAモード)に対応するというもので、搭載されるQualcomm製の5Gモデム名を取り上げた海外メディアもありました。
     

    2022年以降

    結局、海外メディアや各種情報ソースの発売予想時期は延期に次ぐ延期で、今になっても発売されていないのはご存知の通りです。
     
    同モデルの名称として取り上げられたiPhone SE(第3世代)が、iPhone SE(第2世代)の後継機として発売された際には、iPhone XRの筐体を利用した廉価モデルはiPhone SE(第4世代)として開発されていると囁かれるようになりました。
     
    こうした噂が多数続き期待感が高まったのは2022年半ばまでで、2022年12月にアナリストのミンチー・クオ氏が、iPhone SE(第4世代)の開発が中止された可能性が高いとの予想を伝えてから、同モデルに関する噂は一気に下火になっていきます。
     
    更に今月に入ってから、「Appleはサプライヤーに対して、iPhone SE(第4世代)の開発中止を極秘裏に伝えた」とクオ氏が続報を伝えた後、「いや、開発継続している」「一時的に中止しているだけ」と同氏の予想を否定する報道などはありません。

    iPhone SE(第4世代)の開発再開は難しい?

    2024年発売と多数のソースが伝えたiPhone SE(第4世代)ですが、現在の経済状況などを考えると、クオ氏が言う「開発予算削減」というのも説得力があり、(そもそも本当に開発していたのかという疑問はありますが)開発が再開されるのは困難なように感じます。
     
    ホームボタンを搭載しないiPhoneながら、生体認証がFace IDではなくTouch ID内蔵電源ボタンという点も魅力的だっただけに、似たようなiPhoneの開発が将来的に検討されることを期待します。

    複数の噂をもとにした(現時点で最新の)予想スペック

     

    機種名 iPhone SE(第4世代)
    発売予定 2024年(噂)
    生体認証 Touch ID内蔵電源ボタン
    SoC A16 Bionic
    ベースモデル iPhone XR
    ディスプレイ 5.7インチか6.1インチ
    リアカメラ 広角:1,200万画素
    フロントカメラ ノッチ内に搭載
    予想販売価格 500ドル
    2023年1月28日時点で約64,800円〜

     
    本記事は、ホームボタンを搭載しないiPhone SEモデルに関する長年の噂をもとにしたもので、それらの裏付け、信憑性を確認したものではありません。
     
     
    Photo:Apple
    (FT729)

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