Apple Watchが将来採用と噂のマイクロLED、2年後には28倍に成長と予測
TrendForceが、マイクロLEDディスプレイ市場は2024年までに現在の約28倍まで成長するとの予測を伝えました。
大型テレビ用途だけでは市場拡大見込めず
LED関連情報専門メディアであるLEDinsideは、Apple Watchは将来的に有機EL(OLED)ディスプレイからマイクロLEDディスプレイに移行すると予測していました。
現在は大型テレビやデジタルサイネージ用途で用いられているマイクロLEDディスプレイですが、今後はウェアラブルデバイス、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)関連機器に搭載されることで、市場が拡大するとTrendForceは予測しています。
TrendForceは、大型テレビやデジタルサイネージ用途だけでは出荷台数が少なく、製造コストも下がらなかったと指摘しています。
Googleが関連企業を買収
マイクロLEDディスプレイ関連の動きとして、Googleが2022年5月にAR/VR機器用マイクロLEDディスプレイを開発するスタートアップ企業「Raxium」を買収していました。
Apple製品用のディスプレイを多数供給するSamsung Displayも、AR/VR機器用向けのマイクロLEDディスプレイの開発を検討していると、TrendForceは伝えています。
TrendForceは、マイクロLEDディスプレイの開発において、台湾Innostarグループ(Epistar、Unikorn Semiconductor、Lextarなど)、中国BOEグループ(BOE Pixey、HC Semitekなど)、中国China Starや、Samsung Displayが主導すると述べています。
Source:TrendForce via ET News
Photo:EverythingApplePro E A P/YouTube
(FT729)