2021年10月3日 01時24分

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iPhone13のディスプレイ、サードパーティー修理でもFace IDの動作が確認

iphone13


 
様々な修理業者がサードパーティー修理を試みていますが、前回不可能とみられていた非正規ルートによるディスプレイ交換後のFace ID動作が確認されました。

ディスプレイの複雑化が障壁に

今回iPhone13の修理を試みたのは、英国拠点のiCorrectです。同社の研究によれば、iPhoneはスクリーンに埋め込まれたマイクロチップを介してスクリーンと通信しており、アナログタッチをデジタル信号に変換しているとのことです。
 
iPhone13のスクリーンICは、アナログデジタル変換回路(ADC)として機能し、True Toneを実現していますが、純正ではないとのメッセージのためのROMを搭載するだけでなく、Face IDとの通信も行っています。
 
ディスプレイを交換すると、Face IDとの通信が途切れてしまい、iOS15のバグでエラーメッセージが表示されてしまうようです。

サードパーティー業者による修理を阻止するためではない?

Appleデバイスの修理を正規以外のルートで行うのが年々難しくなっていますが、これはサードパーティー修理業者をブロックするためではなく、“Appleと中国との戦いの副産物である”というのがiCorrectの見方です。
 

Appleは美しい製品を設計していますが、生産を担う中国は、製品を分解して代替部品を製造しています。Appleはアフターマーケットの部品をブロックすることで中国に抵抗しているのです。残念なことに、それが自社の部品の使用を妨げることにつながっています。

 
サードパーティー業者によるディスプレイ修理でFace IDが無効化されることがわかったときは、詰みのように思えましたが、あくまで王手に過ぎないことがわかって嬉しく思います」と、iCorrectはディスプレイ交換に関するブログ投稿を締めくくっています。
 

 
 
Source:iCorrect via 9to5Mac
(lexi)

カテゴリ : iPhone13, 最新情報   タグ : , , ,
著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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