iOS14.5で、Siri経由の音楽再生で標準アプリを選択可能に

 
iOS14.5では、Siriに音楽の再生を頼むとApple Music以外の音楽ストリーミングアプリを指定できることが分かりました。

Siriが音楽再生アプリの選択を促す

先日開発者向けベータ1とパブリックベータ1がリリースされたiOS14.5では、Siriに音楽の再生を頼むと、最初の再生時に「どのアプリを使いますか」と質問され、音楽再生アプリの選択を促される、とRedditユーザーがスクリーンショットを投稿しています。
 

 
一度、再生に使うアプリを選択するとそのアプリが標準として設定され、ユーザーが指定しなくても同じアプリが優先して使用されるようになります。
 
たとえば、ある楽曲の再生にSpotifyを指定した場合、次の再生でもSpotifyが優先して選ばれます。
 
また、ユーザーがSiriに初めて音楽再生を頼む際、音楽再生アプリもあわせて指定すれば、そのアプリを音楽再生時の標準設定にできることも分かっています。

現時点では未完成な部分も

Siriからの音楽再生アプリ選択は、現時点では特定のフレーズにしか反応しないほか、設定がApple Musicに戻ってしまうなど、未完成な部分も確認されているそうです。
 
iOS14.5正式版の公開までに、修正されることが期待されます。

Spotifyが主張していた標準音楽再生アプリの変更に対応か

iPhoneでSiriを経由した音楽再生が標準のApple Musicアプリであることは、自社アプリを不当に優遇しており不公平だという批判に対応し、2019年にSpotifyがSiriから操作可能になっています。
 
2020年5月には、Spotifyのダニエル・エク最高経営責任者（CEO）が、iPhoneの標準音楽再生アプリを変更可能になることへの期待を表明していました。
 
なお、iOS14では、ユーザーが標準のブラウザアプリとメールアプリを変更可能になっています。
 
また、「探す」アプリがサードパーティー製品に対応することも発表されています。

iOS14.5ではマスク装着したままiPhoneのロック解除可能に

iOS14.5では、watchOS7.4が動作するApple Watchとの組み合わせにより、マスクを装着したままでもiPhoneのロックを解除可能になります。
 
このほか、デュアルSIMモードでも5G通信が利用可能になることもわかっています。
 
 
Source:Reddit via MacRumors
(hato)