iOS13ではiPadがマウス操作に対応?Apple技術者によるデモ動画も

6月の世界開発者会議(WWDC 19)で発表されるiOS13では、iPadがマウス操作に対応する、との情報を著名開発者が肯定しています。現在Appleに勤務するエンジニアが以前、iPadをマウスで操作するデモ動画も公開しています。
著名開発者「iPadのマウス対応は確かに開発中」
MacStoriesの編集者フェデリコ・ビティッツィ氏が、ホストをつとめるPodcast番組「Connected」で、現地時間4月17日に「iOS13では、iPadがUSB-C接続のマウスに対応するようだ」との情報を紹介しました。
ビティッツィ氏は、iOS13でのマウスやトラックパッド対応はiPad限定で、アクセシビリティの設定項目として利用可能になるようだ、とも語っています。
この情報について、iOSやmacOSから数々の発見をしている著名開発者のスティーブ・トラウトン−スミス氏もTwitterで
私の知る限り、それ(iPadのマウス対応)は確かに開発中です。
と発言し、iPadのマウス対応の情報を支持しています。
If you missed last week's @_connectedfm, @viticci had a pretty interesting scoop that he'd been sitting on re mouse support coming to iPad as an accessibility feature. As far as I'm aware, that *is* indeed in the works. I feel like every pro user will turn that on, day one ?
— Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith) 2019年4月22日
iPadのマウス対応は、iOSアプリがmacOSで動作可能になるプラットフォーム「Marzipan」と関係が深いのではないかと考えられます。
Appleの技術者がiPadをマウス操作する動画を公開
興味深いことに、iOSデバイスをマウスで操作可能にする「PointerKit」のデモ版が、2017年にGitHubで公開されています。
「PointerKit」を公開した開発者のルイス・ドハべ氏は、2018年10月にはAppleに勤務しています。
I’m thrilled to announce I’m joining Apple in a couple of weeks to work on Xcode! ?
— Louis D'hauwe (@LouisDhauwe) 2018年10月3日
iPadをマウスとタッチスクリーンの両方で操作する、PointerKitのデモ動画は、2017年5月に公開されています。
次期macOSではiPadはMacのサブディスプレイにもなる
6月3日からのWWDC 19で発表が見込まれるiOS13については、システム全体でダークモードが利用可能になるほか、iPad向けの新機能が追加されるとの情報や、「アニ文字」に4つの新キャラクターも追加されるとの情報が伝えられています。
また、macOS 10.15では、iPadをMacのサブディスプレイとして利用可能になる、とも報じられています。
Source:iDownloadBlog
(hato)