Anker、超小型で30W出力のUSB-C充電器を発売
Ankerは2月19日、超小型USB Type-C(USB-C)充電器「Anker PowerPort Atom PD 1」を発売しました。最大30W出力で、対応するiPhoneへの高速充電が可能です。価格は3,499円(税込)です。
iPhone標準充電器とほぼ同サイズで最大30W出力
「Anker PowerPort Atom PD 1」は、従来のシリコンの代わりに窒化ガリウム(GaN)を採用したことで発熱を抑え、iPhone同梱の充電器(5W出力)とほぼ同等の小型サイズと、最大出力30Wでの高出力を両立しているのが特徴です。
昨年秋の製品発表当時は、最大出力は27Wと案内されていましたが、その後の改良により30W出力が実現したとのことです。
「Anker PowerPort Atom PD 1」は、Anker公式オンラインストア、Amazon.co.jpで販売されており、価格は3,499円(税込)です。
普及の進むUSB-C端子
「Anker PowerPort Atom PD 1」は、USB Power Delivery(USB PD)規格での給電に対応します。
USB-C – Lightningケーブルで接続すれば、対応するiPhoneへの高速充電が可能で、iPhone XSなら30分で50%までの充電が可能です。
高速充電対応のiPhoneは、iPhone X、iPhone8/8 Plus、iPhone XS/XS Max、iPhone XRです。
このほか、iPad ProやMacBookシリーズなら、USB-Cケーブルで接続して給電が可能です。
USB-C端子は、小型で高速通信に対応可能なため、モバイル機器を中心に普及が拡大中です。
MacBookシリーズは各モデルがUSB-C給電となったほか、2018年秋のiPad ProもUSB-C端子を搭載しています。
USB-C – Lightningケーブルも各社が近日発売
USB-C – Lightningケーブルは、Apple純正品のほか、2019年に入ってからMFi(Made for iPhone/iPad/iPod)認証を取得したサードパーティ製品が続々と発表されています。
Ankerは先日、USB-C – Lightningケーブルを3月上旬に発売すると予告しているほか、エレコムやBelkinなどもUSB-C – Lightningケーブルの発売を予告しています。
2019年秋のiPhoneはLightning端子を踏襲?
2019年のiPhoneはUSB-C端子を搭載するのではないか、と1月末にBloombergが報じています。
しかし、Macお宝鑑定団Blogが2019年のiPhoneもLightning端子を踏襲すると報じたほか、Apple関連情報の正確さで定評のあるアナリストのミンチー・クオ氏も最近「2019年のiPhoneにはLightning端子が搭載される」との予測を発表しています。