新型iPhone、実は好調?FoxconnとTSMCが好業績を発表

    iPhoneXR iPhoneXS Max Apple

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    新型iPhoneの販売が低調との観測を覆すかのように、Appleの主要サプライヤーであるFoxconnとTSMCが、11月の好調な業績を発表しました。

    Foxconnは11月の売上高として新記録

    iPhoneの多くを組み立てているFoxconn(鴻海)と、最新iPhoneに搭載されているA12 Bionicをはじめとするプロセッサを独占供給しているTSMCのサプライヤー2社が、11月の業績を発表しました。
     
    Foxconnが発表した11月の売上高は6,014億新台湾ドル(約2.2兆円)で、11月としては過去最高を記録しています。
     
    TSMCの11月の売上高は984億新台湾ドル(約3,600億円)は、10月に達成した記録的売上からは減少しているものの、業績は好調です。

    ともにApple依存度の高いFoxconnとTSMC

    FoxconnとTSMCは、ともにApple以外の企業からの売上もあるとはいえ、両社ともにAppleが主要顧客です。Foxconnの売上のおよそ半分、TSMCの場合は5分の1がAppleからの受注によるものです。
     
    両社の好業績は、Apple向けの出荷が活発であることを示していると言えます。

    販売不振が噂される新型iPhone

    2018年の新型iPhone、とくにiPhone XRの発売後、Appleからサプライヤーへの減産指示や、サプライヤーによる減産決定の情報が何度か報じられています。
     
    また、AppleがアメリカでiPhone XR購入者向けの下取り増額キャンペーンを実施したほか、日本ではNTTドコモが発売から1カ月しか経過していないiPhone XRを「端末購入サポート」の対象に加えたことで、iPhone XRは販売が低迷しているのではないか、と噂されています。
     
    Appleは、前回の業績発表で、次回からiPhoneなど主要製品の販売台数公表をやめると発表しました。Appleのこの発表が、iPhoneの販売不振を隠すためではないかとの憶測を呼び、Apple株価も下落しています。
     
    Appleが例年1月下旬に発表している、10月〜12月のホリデーシーズンの四半期業績は、iPhone XR発売後最初の業績発表となるだけにその内容が注目されます。
     
     
    Source:Bloomberg, 9to5Mac
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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