HomePodは特殊な「音」でiPhoneと接続!iOS11ベータから判明
Appleが発売予定のスマートスピーカーHomePodは、特殊な音をiPhoneに聴かせることで簡単に接続できる仕様であることが、最新のiOS11ベータを解析した開発者によって明らかとなりました。
HomePodは特殊な音で近くのiPhoneと接続
開発者のギルヘルム・ランボー氏が、iOS11の開発者向けベータの最新版から、HomePodは特殊な音を発してiPhoneと接続しセットアップ可能であることを発見し、Twitterで情報を公開しました。失敗した場合は、パスコードを手入力する方法もとれるそうです。
なお、HomePodはSiriが読み上げる4桁のパスコードをiPhoneで入力する方法でもセットアップが可能です。
One thing I missed about the HomePod setup: it can be done without manually typing the passcode, through audio. pic.twitter.com/GpCl5UY3az
— Guilherme Rambo (@_inside) 2017年9月2日
このセットアップ方法は、Apple Watchの画面に表示されたパターンをiPhoneのカメラで読み取る方式とよく似ています。
ランボー氏が8月にHomePodのセットアップ画面の動画を公開した際は、HomePodにはAirPodsのW1チップのようなハードウェアがないのに、近くにあるiPhoneをどう認識するのか疑問が残っていましたが、特殊な音で認識させる手法であると分かりました。
同氏は、7月末に公開されたHomePodのファームウェアから、iPhone8に関する情報を数多く発見しています。
12月に米英豪で発売予定のHomePod
HomePodは、6月のWWDC 17で発表されたスピーカー端末で、12月にアメリカ、イギリス、オーストラリアの3カ国で発売される予定です。
アメリカでの販売価格は349ドル(約39,000円)と予告されていますが、日本など他の地域での発売予定については発表されていません。
なお、HomePodの組み立てを担当する台湾のサプライヤー、Inventec Appliancesの業績発表から、発売当初の出荷数は50万台程度とごく少数にとどまるとみられています。
Source:AppleInsider
(hato)