HomePod用ファームウェアが公開!上部ディスプレイなど、各種仕様が判明
12月にアメリカなどで発売予定のSiri搭載スピーカー、HomePod用ファームウェアをAppleが公開しました。開発者らが、上部のディスプレイの詳細、アプリ追加ができないこと、アクセシビリティ機能の存在などを明かしています。
AppleがHomePodのファームウェアを公開
AppleがHomePod用ファームウェアを公開したとして、著名開発者のスティーブン・ソートン-スミス氏がHomePodの機能について情報を明かしています。スミス氏は、Appleが意図的に公開したのかは不明だ、と述べています。
Homepodのユーザーインターフェイスを提供するシェルは「SoundBoard」と名付けられています。SoundBoardはiOSで動作し、「AirMusic」「AirPodcasts」のように、アプリ名の前に「Air」が付けらえています。
スミス氏によると、AirMusicのコードはSwiftで、AirPodcastsやSoundBoardのコードはObjective-Cで、それぞれ書かれているそうです。
上部のディスプレイには天気などの記号を表示か
HomePodは、Siriの使用中に光が波打っているように見えるディスプレイが本体上部についています。これは、LEDが並べられたディスプレイで、記号などを表示できると考えられます。
デザイナーのアラン・ミラー氏は、HomePodのディスプレイのイメージ画像をTwitterに投稿し、「この密度で正しければ、気温や天気マークのような簡単な情報を表示できる」と予測しています。
So the #HomePod probably has a screen like this. If it's the right density could easily show basic things like temperature & weather icons ? pic.twitter.com/l5f16EkddV
— Alan Miller (@rosewoodat5th) 2017年7月28日
アプリの追加は不可、アクセシビリティ機能を搭載
HomePodの操作を音声で案内してくれるVoiceOverなどのアクセシビリティ機能が搭載されているようです。
HomePod has VoiceOver and other accessibility features, in case anybody had doubts
— Steve T-S (@stroughtonsmith) 2017年7月28日
また、HomePodにはサードパーティ製アプリの追加ができない仕様となっています。
HomePodの上部にはプラスとマイナスのボタンがあり、再生中の音楽などのボリューム調整のほか、Siriの起動と終了、アラームの解除などの操作が可能です。
HomePodは、iTunesに対し、自身を「iPhone8,4」つまりiPhone SEとして認識させるようです。
…it also pretends to be an iPhone SE to the iTunes Store, because reasons? ? pic.twitter.com/6gFP0OufG8
— Steve T-S (@stroughtonsmith) 2017年7月28日
12月に米英豪で発売、日本での発売時期は不明
HomePodは、2017年12月にアメリカ、イギリス、オーストラリアで発売予定であることが明かされています。現時点で、日本を含む上記3カ国以外での発売予定については明かされていません。
アメリカでの販売価格は349ドル(約38,500円)と予告されています。
WWDC 17での発表後、アメリカでHomePodの購入意向を調査した結果、45%のApple製品ユーザーが購入に前向きな姿勢を見せています。
ロボット掃除機ルンバがユーザーの室内情報を売却する、と報じられて話題になりましたが、Appleは「HomePodが得るユーザー情報を送信し、外部と共有する意図はまったくない」とコメントしています。
Source:Twitter (1), (2), iClarified
(hato)