iPhone18 ProとUltra向けA20 ProがDRAM不足で滞留か

パッケージとして組み合わせる必要があるDRAMの不足により、TSMCでは多数のA20 Proが最終製造工程に移行できず、在庫として積み上がっているとの指摘があります。
Appleは必要なDRAMを確保するため、サプライヤー各社と協議している模様です。緊急調達となれば、仕入れ価格が高くなることも懸念されます。
A20 Proはパッケージを変更か
A20 Proは、iPhone18 Pro、iPhone18 Pro Max、折りたたみiPhone(仮称:iPhone Ultra)に搭載される見込みです。
パッケージ方式は、チップの上にDRAMを重ねるPoP(Package-on-Package)から、DRAMをチップの側面に配置するWMCM(Wafer-level Multi-Chip Module)へ変更されると噂されています。

補充在庫向けDRAMが不足か
iPhone18 Proシリーズの量産は本格化しており、iPhone Ultraの量産も先月末に開始されたとみられています。それにもかかわらず、この段階でもDRAM不足は解消されていないようです。
初期在庫分に必要なDRAMは、すでに確保されていると考えられます。現在不足している分が影響するのは、発売後の補充在庫になると予想されます。
DRAM不足が解消されない場合、iPhone18 ProシリーズやiPhone Ultraでは、お届け予定日までの待ち時間が長期化する懸念があります。
具体的には、お届け予定日が「5週〜6週」と案内される状態が長く続くケースです。同様の状況は、新型コロナウイルス感染症の影響でFoxconnの工場が稼働停止に近い状態となった際にも発生しました。
DRAM不足は長期化の懸念
AIデータサーバー向けDRAMの出荷数大幅増加に伴う今回のDRAM不足は、2027年末まで続き、場合によっては2030年になっても解消されない可能性が指摘されています。その場合、iPhoneだけでなく、MacやiPadなどを含むApple製品全体への影響も長期化する見通しです。
DRAM調達先の拡大を模索
AppleはDRAMを主にMicronから調達しているようですが、不足分の供給をSK hynixとSamsungにも求めている模様です。
DRAMの調達先を増やすため、中国向けiPhoneに中国CXMT製DRAMを採用する計画もあるとされています。もっとも、米政府筋の承認が得られておらず、現時点では実現のめどが立っていません。
Apple製品の値上げが続く可能性
DRAM不足が長期化すれば、Apple製品が毎年値上げされることも考えられます。サプライチェーン関係者や市場調査会社の予測通り、DRAM不足が今後数年続く場合、購入を先送りするほど価格が上昇する可能性もあります。
そのため、購入を検討している製品については、必要になった時点が比較的買いやすい時期になるのかもしれません。
Source: IT之家
Photo: Apple Hub/Facebook

