Appleの開発計画をSamsungは数年前から把握〜著名記者が指摘

Apple Samsung

Appleが今秋発表することが確実視されている折りたたみiPhone(仮称:iPhone Ultra)と同じ、これまでの折りたたみスマートフォンと比較すると特異なアスペクト比のディスプレイを搭載する「Galaxy Z Fold8」が先んじて発売されました。これに対し「iPhone Ultra向け有機EL(OLED)ディスプレイを独占製造するSamsung Displayから情報が漏洩したのではないか」との指摘がなされています。

この懸念に対し、Bloombergのマーク・ガーマン記者が「そうではない」との意見を投稿しています。

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SamsungはAppleの製品開発計画を数年前から把握と指摘

ガーマン記者の見解によれば、Galaxy Z Fold8iPhone Ultraに先んじて、Galaxy Z Fold7と比べて高さが低く横幅が広いアスペクト比4:3(サブディスプレイのアスペクト比)の新型折りたたみスマートフォンを発売できたのは、Samsung DisplayからSamsungのスマートフォン開発部門へ情報が漏洩したことが原因ではないとのことです。

同記者は、Samsung Displayからの情報漏洩を疑う投稿者に対し、「SamsungはAppleの製品開発計画を何年も前から知っている」と指摘しています。つまり、Samsung Displayからの直接的な情報漏れなど必要とせず、SamsungはAppleの製品開発計画を別のルートで把握していることになります。

Samsungが製品開発計画を入手するルート

SamsungがAppleの製品開発計画をどのように入手しているかの明確な説明はありませんが、リーカー(情報漏洩者)などの手法を踏まえると、次のような経路が推測されます。

  • Appleの製品開発計画に携わった退職者からの情報入手
  • Appleのサプライチェーン関係者からの情報入手
  • 帰属意識が低い在職者からの情報提供
  • 転職者からの情報提供

ただしこれらはあくまで可能性の話であり、同業界での転職時には守秘義務や競業避止義務の契約締結が一般的です。そのため、一般の外部からは窺い知れない独自の手法が存在するのかもしれません。

Appleからの受注が増加しているSamsung Display

Appleは今後発売を予定している新製品において、Samsung Displayへの依存度が高まる(独占受注する製品が増える)と予想されています。特に、新たにOLEDディスプレイを搭載する製品でその傾向が顕著であり、10月発売と噂される新型iPad miniや、今年末に発売される可能性があるOLEDディスプレイ搭載MacBook Proなどのディスプレイは、同社が一括受注したとみられています。

こうした状況を踏まえると、AppleはSamsung Displayの技術力や製造規模を高く評価すると同時に、厳格な秘密保持契約が順守されていると信頼しているからこそ、新製品向けOLEDディスプレイの開発と製造を任せていると考えられます。

AirPodsやApple Watch Ultraに似たデザインの投入事例も

今回のような情報漏洩説が浮上した背景には、過去に、SamsungがAppleの手法やデザインを批判しつつも、結果的に追従したり、酷似したデザインの製品を投入してきた経緯があるためとみられます。AirPodsApple Watch UltraVision Proに似た新製品をSamsungが発売した際にも、同様の指摘がなされていました。

Photo: Apple Design(@TheAppleDesign)/X

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