iPhone Duoのスタンバイに未発表の5画面〜カメラ映像を最大9台表示か

iPhone Duoのスタンバイに、未発表の画面が5つ見つかったと海外メディアが報じました。スタンバイは、時計や写真を大きく映して置き時計のように使う機能です。iPhone Duoなら充電器につなぐ必要がなく、少し開いて立てるだけで使えます。
見つかった画面の1つは、防犯カメラの映像を最大9台まで並べて映すものです。立てたiPhone Duoが、家の見守り用モニターにもなるでしょう。ただし、発売時に使えるかはまだ分かっていません。
iPhone Duoのスタンバイに未発表の画面が5つ
海外メディアによると、見つけたのはある開発者です。Mac上でiPhoneの動きを再現する開発用ツール「シミュレータ」のiOS27.1版を調べたところ、次の5つの画面の名前が出てきました。
- Home Camera
- Home Modular
- Flow
- Fade
- Snoopy
ただし、見つかったのはコード上の名前と説明だけで、画面を表示するアプリはまだシミュレータに入っていません。実際の画面が確認されていない以上、発売時にすべて使えるとは限らないでしょう。
発表済みの画面とコードで見つかった画面
Appleが9月9日に発表した画面と、今回コードで見つかった画面を並べてみました。
| 画面 | 状態 | 分かっている内容 |
|---|---|---|
| 時計 | 発表済み | 色・フォント・小さな情報欄(コンプリケーション)を選べる |
| モジュラー | 発表済み | 色・フォント・コンプリケーションを選べる |
| カレンダー | 発表済み | 新しく追加 |
| 天気 | 発表済み | 新しく追加 |
| 写真 | 発表済み | 共有アルバムの表示に対応 |
| Home Camera | 未発表 | ホームアプリのカメラを最大9台表示 |
| Home Modular | 未発表 | スマート家電の操作ボタンを自由に並べられるとみられる |
| Flow | 未発表 | 動きのあるアートを表示か |
| Fade | 未発表 | 詳細は不明 |
| Snoopy | 未発表 | Apple TVのスクリーンセーバーに近い画面か |
発表済みの画面は、時計やカレンダーなど眺めるためのものです。一方、Home CameraとHome Modularは家の様子を見たり、家電を操作したりするための画面とみられます。スタンバイの役割が、置き時計から家の操作パネルへ広がるかもしれません。
画面のデザインは、Apple Watchの文字盤と同じく、左右にスワイプして変える仕組みになると報じられています。時計の画面にはウィジェットを2つ置ける枠もあり、Snoopyの画面はApple TVのスクリーンセーバーに近いものになる見込みです。
充電しなくてもスタンバイが使える
スタンバイは2023年のiOS17で登場した機能ですが、今のiPhoneでは充電器につないで横向きに置かないと使えません。そのため、使う場所は充電ケーブルが届く枕元やデスクに限られていました。
一方のiPhone Duoは、少し開いて立てるだけで、充電していなくてもスタンバイになるとAppleは説明しています。閉じたときの外側の画面でも、開いたときの内側の画面でも表示できるようです。
iPhoneとの違いは次の通りです。
| 項目 | 今のiPhone | iPhone Duo |
|---|---|---|
| 充電 | 充電器への接続が必要 | 充電していなくても使える |
| 置き方 | 横向きに置く | 少し開いて立てる |
| 表示する画面 | 本体の画面 | 外側と内側のどちらの画面でも |
| 選べる画面 | 時計・写真・ウィジェットなど | カレンダーと天気が加わる |
充電器のないキッチンやリビングにも、時計やカレンダーを映しながら立てられそうです。ただ、充電しないで表示し続けたときの電池の持ちは、明らかになっていません。気になる人は、画面を消す設定を活用するとよさそうです。
今のiPhoneのスタンバイは、「画面表示」の設定で、画面を消すまでの時間を「自動」「20秒後」「なし」から選べます。iPhone Duoにも同じ設定があれば、「自動」か「20秒後」にすると電池を節約できるかもしれません。
Home Cameraで最大9台のカメラ映像を表示か
未発表のスタンバイ画面5つのうち、暮らしに役立ちそうなのがHome Cameraです。ホームアプリに登録した防犯カメラの映像を、1台だけ大きく、または最大9台まで並べて映せると報じられています。玄関や子ども部屋の様子を見守るのに最適です。
今のiPhoneでも、ホームアプリを開けばカメラの映像は見れます。Home Cameraが新しいのは、アプリを開かなくても、立てたiPhone Duoに映像を映したままにできる点です。充電なしで使えるので、置き場所も選びません。
9台並べると1台分は約2.5インチ
ホームアプリの「ホーム」タブに最初から並ぶカメラは最大で4台です。Home Cameraならその2倍以上を一度に映せる見込みで、家中のカメラをまとめて確認しやすくなるでしょう。
ただし、画面を縦横3つずつに分けると、1台分は開いたときの7.6インチの画面でも対角約2.5インチ、閉じたときの5.4インチの画面では約1.8インチしかありません。細部まで確認したいなら、カメラの台数を絞った方が良いでしょう。
映像を見るにはホーム対応カメラが必要
ホームアプリで映像を見るには、「Apple Home」に対応した防犯カメラが必要です。Appleのサポートページによると、iCloud+の契約がなくても映像は見られます。ただし、Home Cameraで録画機能の設定まで求められるかは、まだ分かっていません。
Apple Store(日本)のオンラインストアでスマートホーム製品として扱うカメラは、9月29日時点で次の3製品です。いずれも、映像を暗号化してiCloudに録画する「HomeKitセキュアビデオ」に対応しています。
| 製品 | 種類 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| Aqara G100 Indoor Camera | 屋内・屋外対応カメラ | 6,800円 |
| Aqara G410 Doorbell Camera Hub | ドアベル | 23,800円 |
| Logicool Circle View | 有線カメラ | 29,800円 |
屋外にも置けて最も安いのはG100です。玄関の呼び出しも兼ねたいならG410、電源ケーブルでつなぐ有線タイプがよければCircle Viewが向いているでしょう。ただ、どのカメラでも、録画するにはiCloud+の契約とホームハブが欠かせません。
録画できる台数はiCloud+のプランで変わる
ホームハブは家のスマート家電をまとめて動かす機器で、HomePodやApple TVが使えます。録画する映像の分析も、このホームハブの役目です。録画できるカメラの台数は、iCloud+のプランごとに次のように決まっています。
| iCloud+のプラン | 月額 | 録画できるカメラ |
|---|---|---|
| 50GB | 180円 | 1台 |
| 200GB | 540円 | 最大5台 |
| 2TB | 1,800円 | 無制限 |
| 6TB | 5,500円 | 無制限 |
| 12TB | 11,000円 | 無制限 |
9台すべてを録画するなら2TB以上のプランが必要で、iCloud+だけで月1,800円、年21,600円の出費です。5台までなら、月540円の200GBプランで足ります。録画した映像はiCloudの保存容量を使わないので、カメラの台数でプランを選べば問題ありません。
最も初期費用を抑えられる構成(カメラ:Aqara G100、ホームハブ:HomePod mini 22,800円)で、初年度の総額を試算しました。
| 台数 | カメラ | ホームハブ | iCloud+(1年分) | 初年度の合計 |
|---|---|---|---|---|
| 1台 | 6,800円 | 22,800円 | 2,160円(50GB) | 31,760円 |
| 5台 | 34,000円 | 22,800円 | 6,480円(200GB) | 63,280円 |
| 9台 | 61,200円 | 22,800円 | 21,600円(2TB) | 105,600円 |
9台そろえると初年度は105,600円かかり、約6割がカメラ本体の代金です。2年目以降はカメラやホームハブの代金がかからず、iCloud+の料金だけになります。9台でも年21,600円、1台なら年2,160円です。
ホームハブをApple TV 4K(34,800円から)にすると、12,000円高くなります。ただ、すでにHomePodやApple TVがあれば買い足す必要はないので、まずは玄関など1台から始め、台数に合わせてプランを見直すのも手です。
iPhone Duoの発売前に確認しておきたいこと
Home Cameraが発売時に使えるかはまだ分かりませんが、使えたときにすぐ始められるよう、次の点を今のうちに確認しておきましょう。
- ホームアプリにカメラを登録してあるか
- 録画したい台数に合ったiCloud+のプランか
- ホームハブになるHomePodやApple TVがあるか
- 家族とiCloud+をファミリー共有しているか(家族の契約でも録画機能を使える)
- 今あるカメラの映り方と置き場所
契約中のプランは、iOS27なら設定アプリで自分の名前から「iCloud」を開き、「iCloud+の機能」の「プランを管理」で確認できます。カメラの買い足しやプランの変更は、Home Cameraの提供が確かめられてからでも遅くないでしょう。
今のiPhoneに追加されるかは未定
今回の画面はiPhone Duo向けに見つかったもので、今のiPhoneに追加されるかは分かりません。ただ、Appleが開発中とされる卓上や壁掛けのスマートホームハブにも、文字盤のような表示やカメラの機能が見込まれています。
iPhone Duoの予約は10月16日午後9時から、発売は10月23日です。価格は364,800円からと高額で、開閉できる回数や耐用年数も公表されていません。それでも、充電なしで立てて使えるスタンバイは、選ぶ理由の1つになるでしょう。
Photo: Apple

