iPhone14 Pro用カメラ部品をソニーやアルプスアルパインが供給〜クオ氏が投稿

アナリストのミンチー・クオ氏が、iPhone14 Proシリーズの出荷比率と、同製品のカメラモジュールのサプライヤーに関する情報をTwitterに投稿しました。同氏は、iPhone14 ProシリーズだけがA16を搭載することも伝えています。
ソニーがイメージセンサーを、アルプスアルパインがレンズ駆動用モーターを供給か
クオ氏は、iPhone14シリーズにおいて、モデルごとの出荷比率がこれまでとは異なると予想、それに伴いiPhone14 Proシリーズ用カメラモジュールのサプライヤーが大きな恩恵を受けると述べています。
同氏は、iPhone14シリーズの販売台数の中でiPhone14 Proシリーズの占める割合が55%〜60%に増加すると予想しています。iPhone13シリーズでは、iPhone13 Proシリーズが占める割合は40%〜50%です。
クオ氏によれば、iPhone14 Proシリーズ用カメラモジュールのサプライヤーとして、ソニー、アルプスアルパイン、LG Innotek、Largan Precision(大立光)が参画するようです。
このうち、ソニーは広角リアカメラ用4,800万画素イメージセンサーを、Largan Precisionは8P(プラスチックレンズ8枚構成)レンズを、アルプスアルパインがレンズ駆動用のボイスコイルモーター(VCM)を供給し、LG Innotekがそれらをカメラモジュールに組み立てる見通しです。
iPhone14 Proシリーズ用カメラ関連部品の価格はiPhone14およびiPhone14 Maxのそれよりも高いことから、これらのサプライヤーの売上高が増加するとクオ氏は述べています。
iPhone14 Proシリーズ リアカメラ部品 |
サプライヤー | 供給比率 | 売上高増加率 (予測) |
---|---|---|---|
イメージセンサー | ソニー | 100% | 30%〜35% |
レンズ | Largan Precision |
60%〜70% | 20%〜25% |
光学式手ブレ補正機構用 VCM |
アルプスアルパイン | 60%〜70% | 15%〜20% |
カメラモジュール | LG Innotek | 100% | 30%〜35% |
A16を搭載するのはiPhone14 Proシリーズのみ
クオ氏はまた、A16を搭載するのはiPhone14 Proシリーズのみとの以前からの予想を繰り返しています。
Proシリーズのみへの最新チップの搭載は、来年以降も続く可能性が高そうです。
iPhone用ディスプレイに関しても、i型パンチホールカメラが先にProシリーズに搭載され、1年後にベースモデルもそれに移行するとの情報がありました。
[Analysis] Structural changes for iPhone's high-end camera supply chain / iPhone高階相機供應鏈的結構性改變;Sony、大立光、Alps和LG Innotek顯著受益於僅iPhone 14 Pro/高階機型採用最新的A16處理器 @mingchikuo https://t.co/kZLdnXmAyN
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) July 6, 2022
Source:郭明錤(@mingchikuo)/Twitter
Photo:Apple Hub/Facebook
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