スマートフォンケースで化学やけど―国民生活センターが注意喚起

スマートフォンケース 液漏れ

スマートフォンケース 液漏れ
 
国民生活センターは21日、液体の入ったスマートフォンケースからの液漏れで化学やけどを負う恐れがあるとして注意情報を発表しました。

ケース内に入っている液体は危険

内部に液体が入っているタイプのスマートフォンケースについて、ユーザーから「漏れた液体でかぶれた」「においで気分が悪くなった」などの報告が全国消費生活情報ネットワークシステムにあり、国民生活センターが詳細を調査したところ、テストを行った4銘柄のうち3つが「強い刺激性」「皮膚腐食性あり」、残りの1つが「中等度の刺激性」と評価される類の製品であったことが分かりました。
 
スマートフォンケース 液漏れ
 
ところが封入された液体について、人体に影響があると表示していたのは2銘柄のみであり、残りの2つについては適切な警告が掲載されていないことが分かったため、同センターはサイト上で、消費者に対して液漏れが確認された場合は直ちに使用をやめるよう注意喚起を行うとともに、事業者に対して適切な表示と安全性に配慮した商品の開発を要望しています。
 
スマートフォンケースの液漏れについては、以前も寝ている間にスマートフォンのケースから液漏れが起こり、少女の脚にくっきりiPhone型の化学やけどが起きた例を紹介しましたが、ユーザーが気付かない間に被害が発生してしまうパターンが一番厄介であるだけに、理想としてはこうした液体入りスマートフォンケースの使用そのものを控えたいところです。
 
 
Source:国民生活センター
(kihachi)

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丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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