iPhone15 Pro Maxが35%〜40%占めると予測〜現行モデル上回る人気に

iPhone15 Pro AH 0801_1200

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iPhone15シリーズおよびiPhone15 Proシリーズにおいて、iPhone15 Pro Maxが総出荷台数の35%〜40%を占めるとの予測を、TF International Securitiesのアナリスト、ミンチー・クオ氏が伝えました。
 
2023年上半期(1月〜6月)のスマートフォンの出荷台数において、iPhone14 Pro Maxが単独機種として最多だったと報告されていましたので、引き続き新型iPhoneの最上位モデルが人気を集めそうです。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone15 Pro Maxが最も人気を集める可能性が高い。
2. 同時期のiPhone14 Pro Maxと比べても、10%〜20%増加すると予測。
3. iPhone15 Pro Maxにだけ搭載される高倍率望遠カメラの部品単価は、通常のカメラと比べて3倍〜4倍。

iPhone15 Pro Maxが最も人気を集めると予測

クオ氏は、iPhone15 Pro Maxの2024年下半期(7月〜12月)の出荷台数(サプライヤーからAppleへの出荷台数)は、同時期のiPhone14 Pro Maxと比べて10%〜20%増加すると予測しています。
 
iPhone15 Pro Maxは部材不足により製造が遅延していると懸念されていますが、クオ氏は、現在は製造状況が好転しており、今週から出荷台数も増加していると述べていました。

高倍率望遠カメラの部品単価は、3倍〜4倍高い

クオ氏はiPhone15 Pro Maxの出荷台数がモデル別で最も多くなると予測する理由として、iPhoneに初搭載される高倍率望遠カメラを挙げています。
 
高倍率望遠カメラは本年はiPhone15 Pro Maxだけが搭載しますが、2024年にはiPhone16 Pro Maxに加えiPhone16 Proにも搭載されると期待されています。
 
それに伴い、高倍率望遠カメラ用のペリスコープレンズを供給するLargan Precisionの売上高が大幅に増加する見通しです。
 
クオ氏は高倍率望遠カメラの部品単価について、一般的な7P(7枚のプラスチックレンズ構成)のカメラと比べて、およそ3倍〜4倍と高価だと指摘しています。
 
これが、iPhone15 Pro Maxが税込30,000円値上げされる主要因と考えられています。
 
 
Source:郭明錤 (Ming-Chi Kuo)/medium
Photo:Apple Hub/Facebook
(FT729)

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