Netflix、米国でのパスワード共有禁止で解約者が続出

Netflixロゴ

Netflixロゴ
 
動画配信サービスのNetflixは、2023年に入ってからパスワード共有の取り締まりを開始しました。以降、徐々にその範囲を広げ、現地時間5月23日から、米国を含む多くの国々でパスワード共有を禁止する対策に乗り出しました。
 
米国ではこれを受け、契約を解約するユーザーが続出していると、米メディアBGRが伝えています。

約2年前からパスワード共有禁止に乗り出す

Netflixは約2年前から、同居していない家族や友人とのアカウント共有禁止に乗り出しました
 
背景にはDisney+などの他社との競争の激化、そして有料会員の減少があります。

「広告つきベーシック」プランの導入

かつては順調に契約者数を伸ばし、売上も右肩上がりだったNetflixですが、この2年ほどは新規契約者数を思うように増やせていません。
 
その結果、これまでの広告を表示しないプランのみを提供するという戦略も、方向転換を余儀なくされました。2022年11月からは、月額料金を低く設定する一方で(日本では月額税込790円)広告を表示する「広告つきベーシック」プランを提供しています。
 
「広告つきベーシック」プランの滑り出しは良好で、2023年5月中頃時点での同プランの契約数は約500万人となっています。

#CancelNetflix

しかしパスワード共有の禁止については、受け入れられないユーザーが少なくないようです。
 
米国で5月23日にパスワード共有の取り締まりが始まってからというもの、Twitterなどのソーシャルメディア上にはこれを批判するツイートが次々に投稿され、#CancelNetflixのハッシュタグを添えたNetflixの解約報告があふれています。
 

 
またNetflixのパスワード共有禁止批判に加え、Netflixが最近リリースしたコンテンツの質が低下しているとの不満の声も上がっています。

 
 
Source:BGR
(lunatic)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

特集

目次