Netflix、4〜6月に米・カナダで130万人の有料会員を失う

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    Netflixが現地時間2022年7月19日に発表した2022年第2四半期(4月〜6月)の業績報告により、米国およびカナダにおける有料会員数が、2022年第1四半期(1月〜3月)の7,458万人から130万人減の、7,328万人となったことがわかりました。

    全世界では97万人の減少に

    前四半期と比べ、一部地域では有料会員が増えているものの、世界の全地域を総合すると97万人の有料会員を失っている計算となります。
     
    これは第1四半期の有料会員減少数である20万人をはるかに上回りますが、Netflixが予想していた最悪の事態は免れたと言っていいでしょう。同社は2022年第2四半期に、最大200万人の有料会員数減少を見込んでいたからです。
     
    利用者離れの理由のひとつは値上げだと考えられています。Netflixは2022年1月、米国およびカナダにおいて料金プランの値上げを実施しました。

    マネタイズ戦略に本腰

    米国・カナダの有料会員数は減っているものの、売上高は前四半期比でも前年同期比でもプラスとなっています。これは有料会員1人あたりの平均売上高が上昇しているためです。
     
    Netflixは有料会員の減少について、Netflixアカウントの共有、他社との競争、コネクテッドTVの普及などを挙げ、今後は売上高を伸ばすために、マネタイズ戦略により力を入れると述べています。
     
    その一環としてすでに発表されているのが、広告表示を含む低価格プランの導入です。同プランは2023年前半の開始が予定されています。
     
    同時に、1億人を超えると推測される、Netflixに登録せずに視聴している層への対策にも取り組むとしています。同社は先日、他人とパスワードを共有しているユーザーに追加料金を課すテストをラテンアメリカで開始したばかりです。
     
     
    Source:Netflix業績 via MacRumors
    (lunatic)

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