バタフライキーボード搭載MacBookの購入者に訴訟和解金の案内が届いたとの報告

バタフライキーボード

バタフライキーボード
 
米国内で2015年〜2019年の間にバタフライキーボード搭載MacBookモデルを購入したユーザーに対して、Appleから訴訟和解金の案内が届いたと報告されています。

問題があったバタフライキーボード

バタフライキーボードとは、薄さに焦点を当てて開発が行われたノートブックキーボードで、前MacBook Proモデルに搭載されていました。元Apple最高デザイン責任者のジョナサン・アイブ氏が開発に携わったとされる同キーボードは、キーストロークの浅さから、ゴミや埃などが間に入りやすく、使用に従ってやがてキーが打てなくなる問題が多くのユーザーに発生しました。
 
Appleは無償の修理プログラムを開始し、ゴミと埃の侵入を防ぐため、キーとコンピュータの本体との間に膜のような構造を導入しましたが、これも問題の根本的な解決にはつながらず、最終的に米国で集団訴訟に発展しました。

和解金は総額5,000万ドル

米メディアMacRumorsによれば、AppleからMacBook所有者に届いたメールの内容は以下のとおりであるとのことです。
 

MacBook所有者様へ。
 
あなたがこのメールを受け取っているのは、以前にMacBookのノートパソコンについて弊社に問い合わせをされたからです。2022年11月28日、裁判所は、「バタフライ」キーボードを修理したMacBook購入者のための、全国で5,000万ドル(約68億8,800万円)の和解案を予備的に承認しました。和解案、対象者、承認プロセス、および選択肢に関する詳細については、www.KeyboardSettlement.com をご覧ください。

 
購入から4年以内にAppleから少なくとも2回のトップケース交換を受けたMacBook Pro所有者は、グループ1和解クラスメンバーとみなされ、自動支払いと和解についての電子メールが送られます。
 
トップケースの交換が1回だったMacBook Proユーザーは、補償金を受け取るために請求書を提出する必要があり、グループ2の和解クラスメンバーとみなされます。キーキャップ交換を行った方も、請求書を提出することで、グループ3の和解クラスメンバーの一員として少額の和解金を受け取ることができます。
 
和解金の金額は必要な修理の回数に基づいて決定され、トップケースの交換が2回以上あった人には最高395ドル(約54,400円)が支給されるとのことです。
 
 
Source:MacRumors
Photo:iFixit
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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