ジョナサン・アイブ氏のデバイスの薄さへの執着がバタフライキーボードを生んでしまった?
Appleで最高デザイン責任者を務めるジョナサン・アイブ氏ですが、同氏のデバイスの薄さとミニマリズムへのこだわりが、多くの不満の声が上がっているMacBookのバタフライキーボードの開発につながった、と著名ブロガーのジョン・グルーバー氏が述べています。
キーボードはちゃんと打てないと意味がない
Apple関連ブログ「Daring Fireball」で知られるグルーバー氏は、MacBookのバタフライキーボードを「Appleの歴史の中で最低の製品」と過去に評したことがありますが、同氏はアイブ氏がバタフライキーボードを作り出した、と新たに主張しています。
「Apple内部での経緯はわからないが、MacBookのキーボードの失態は、ジョナサン・アイブ氏のデバイスの薄さとミニマリズムへの執着の結果生まれたものであろうと推測することができる」
MacBookのバタフライキーボードは確かに薄いボディを実現していますが、ゴミやホコリの侵入に弱く、使用するに従ってキーが打てなくなったり、キーを1回押すと2度入力されたりする問題が報告されています。Appleも公式にキーボードに問題があると認めており、昨年から無償の修理プログラムを開始しています。
第3世代バタフライキーボードは、キー底にシリコン膜が張られることで、ゴミやホコリが内部に入り込みにくくなっていますが、完全な解決策にはなっていない、と分解レポートで知られるiFixitが結論づけています。
著名アナリストが新方式のキーボード搭載を予測
Apple製品関連の予測で知られる著名アナリストのミンチー・クオ氏は、2019年のMacBook Airに新しいシザースイッチ方式のキーボードが搭載されると予測しています。
シザースイッチキーボードは、耐久性が向上し、キーストロークが長くなるだけでなく、バタフライキーボードよりも安価で製造できるとされています。
Source:Daring Fireball via Business Insider
Photo:iFixit
(lexi)