イーロン・マスク氏「iPhone14の衛星通信機能で具体的に交渉した」と明かす

AppleEvent iPhone14 緊急衛星通報

AppleEvent iPhone14 緊急衛星通報
 
iPhone14シリーズの衛星通信機能は、AppleとGlobalstarの提携により提供されますが、SpaceXの最高経営責任者(CEO)イーロン・マスク氏が、Appleと具体的な交渉を行なっていたことを明かしました。

「iPhoneチームは非常に賢い」

iPhone14シリーズは衛星通信に対応し、携帯電話の電波が届かない山岳地帯や砂漠などでもテキストメッセージによる緊急通報ができるようになります。同サービスは、AppleとGlobalstarとの提携により、アメリカとカナダで2022年11月から提供されます。
 
宇宙ビジネス企業SpaceXやTeslaのCEOであるイーロン・マスク氏は、SpaceXが提供する衛星通信サービスStarlinkについて、Appleと具体的な交渉を行なっていたことをTwitterで明かしました。
 
マスク氏は、交渉にあたったiPhoneチームを「非常に賢い」と評価し、携帯電話の衛星通信については、電話機のソフトウェアとハードウェアが宇宙からの信号に対応し、Starlinkが携帯電話基地局をエミュレーションできればうまくいくのは間違いない、と述べています。
 
なお、Appleはこれまでのところ、Globalstar以外の衛星通信サービス企業との提携や、アメリカとカナダ以外でのサービス提供計画について発表していません。
 


 

T-Mobileと提携し全米での衛星モバイルサービスを発表

Starlinkは2022年8月に、米大手キャリアT-Mobileと提携し、全米をカバーできる衛星モバイルサービスを2023年から提供すると発表し、世界各国の通信キャリアとの提携も呼びかけています。
 
7月には、Starlinkが米連邦通信委員会(FCC)にモバイル衛星サービス向けに2GHz帯の利用許可を申請し、iPhoneの衛星通信に対応するのではと話題になりました。
 
なお、Starlinkはロシアによるウクライナ侵攻に対応し、ウクライナで衛星インターネットサービスを提供しており、実際に利用したユーザーがダウンロード速度205Mbpsの計測結果を投稿し「思っていた以上に速い」と注目を集めました。
 
 
Source:MacRumors
(hato)

 
 

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