米スマホシェアの50%以上がiPhoneに〜iPhone14への布石となるか

    iPhone14 sep 7th 16th AH

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    2022年4月〜6月期の米国のスマートフォンのOS別シェアにおいて、iOS(iPhone)のシェアが50%を超えAndroidを上回りました

    50%超えは初めて

    iPhoneのシェアが50%を超えるのは、2007年の初代デビュー以来初のことだと、Financial Timesが調査会社Counterpoint Researchのデータを元に報じています。
     
    ここでいう「シェア」は販売台数ではなく、アクティブインストールベース(実際に使用されている台数)を指しています。Counterpoint Researchによれば、iOSはもちろんiPhoneのみ、一方Android OSはSamsung、Lenovoを筆頭に、約150ブランドで構成されています。

    2010年にAndroidがiPhoneシェアを上回る

    Android OS搭載スマホは、初代iPhone発売の1年後となる2008年に販売開始されました。NPD Groupによると、Androidスマホはインストールベースで、2010年にiPhoneのシェアを上回っています。
     
    2008年から2010年にかけての3年間は、NokiaMotorolaWindowsBlackberryのスマホがiPhoneよりも優勢を誇っていました。

    近くiPhone14シリーズが発表

    Counterpoint Researchのディレクター、フェフ・フィールドハック氏はFinancial Timesに対し、「OSは宗教のようなもので、大きく変化することはない。しかし過去4年間、AndroidからiOSへの流出は絶え間なく続いている」とし、今回米国においてiPhoneのシェアが50%を超えたことは「大きなマイルストーンであり、世界の他の地域でも同様のことが起きる可能性がある」と述べています。
     
    Appleは現地時間9月7日のイベントにおいて、iPhone14シリーズを発表することが確実視されています。iPhone14発売でさらにiPhoneシェア拡大に勢いがつくのか、注目です。

     
     
    Source:Financial Times via MacRumors
    Photo:Apple Hub/Facebook
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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