“最もエコフレンドリー”なスマホモデルがNokiaから発表

 
Nokiaブランドでスマートフォンを展開するHMDは現地時間9月1日、Nokia G60 5G、C31、そしてX 30 5Gの3つのモデルを新たに発表しました。HMDいわく、Nokia X30 5Gは“最もエコフレンドリー”なスマートフォンであるとのことです。

100%リサイクルアルミニウムを筐体に使用

Nokia X30 5Gの筐体は、100%リサイクルアルミニウムでてきており、背面パネルは65%リサイクルプラスチックが使用されています。またパッケージの箱は、70%リサイクル紙でできています。
 
HMDは、3年間のOSアップグレードと毎月のセキュリティアップデートを約束しており、標準で3年間の保証を提供しています。

Fairphoneの取り組みには劣る？

より環境への負荷が少ないスマートフォンを作ろうとする試みは称賛に値するものですが、HMDの取り組みは蘭スマホ会社Fairphoneに遅れをとっていると言えます。
 
Fairphoneの最新モデルであるFairphone 4は、リサイクルアルミニウムを使用していませんが、バックカバーは100%リサイクルプラスチック製で、はんだは100%リサイクル錫製、フェアトレード金とコンフリクト・フリー（紛争が絡んでいない）タングステンを使用しています。
 
加えて、Fairphoneは3年ではなく5年間のセキュリティとソフトウェアアップデートを予定しており、交換しやすい取り外し可能なバッテリーや、シンプルなネジで取り外せるその他の部品など、修理のしやすさにも重点が置かれています。

最初は2つの項目に焦点

米メディアThe VergeがHMDに本当に“最もエコフレンドリー”なスマートフォンなのかと質問を投げかけたところ、「スマートフォンに使われる材料は比較的多いため、最初はプラスチックとアルミニウムにフォーカスすることに決めた」と、同社プロダクトマーケティングのグローバル責任者であるアダム・ファーガソン氏が答えたそうです。HMDは次のステップとして、自社デバイスの持続可能性のさらなる向上を目指し、他の分野にも目を向けると付け加えたとのことです。
 
ミッドレンジデバイスであるNokia X30 5Gは、今月末に529ユーロ（約74,000円）〜の価格で発売される予定です。
 
 
Source:The Verge
Photo:Nokia
(lexi)