MS、ついに公式にWindows Phoneの終焉を認める
Microsoftが、Windows Phoneの開発を終了することを公式に認めました。これで名実ともに、Windows Phoneがスマートフォン市場から退場することになります。
Windos Phoneトップが新製品開発中止を認める
MicrosoftのPCタブレット/スマートフォンおよびWindows 10部門を率いるジョー・ベルフィオーレ副社長が自身のTwitterで、
バグ修正やセキュリティアップデートなどのプラットフォームのサポートはもちろん継続する。しかし新機能やハードウェア開発には注力しない。
Of course we'll continue to support the platform.. bug fixes, security updates, etc. But building new features/hw aren't the focus. ? https://t.co/0CH9TZdIFu
— Joe Belfiore (@joebelfiore) October 8, 2017
とツイート、Windows Phoneの終焉を認めました。Microsoftは7月にWindows Phone OSであるWindows Phone 8.1のサポートを終了、この時点で同社の正式サポートが受けられるOSを搭載したモデルは全体の2割程度となり、米メディアThe Vergeは、サポート終了は「Windows Phoneの終わりを意味する」と報じていました。
2016年末のシェアは0.5%以下に
PC市場で圧倒的なシェアを誇るMicrosoftが、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)向けにWindows CEをリリースしたのが1996年、Windows Mobileを初めてリリースしたのが2000年と、モバイル市場に着目した時期は比較的早かったものの、スマートフォンではAppleのiOSとGoogleのAndroidに完敗してしまいます。
2016年第4四半期(10−12月期)のMSのスマートフォン売上は、対前年同期比で81%減と暴落し、AdDuplexの調査によれば、スマートフォン市場におけるWindows Phoneのシェアは0.5%以下まで落ち込んでいました。
ベルフィオーレ副社長は、アプリ開発者にWindows Mobile用にアプリを開発してもらおうと相当の努力をしたものの、ユーザー数が少なすぎて開発協力が得られなかったと明かしています。
We have tried VERY HARD to incent app devs. Paid money.. wrote apps 4 them.. but volume of users is too low for most companies to invest. ☹️ https://t.co/ePsySxR3LB
— Joe Belfiore (@joebelfiore) October 8, 2017
Source:CNET
(lunatic)