MS、ついに公式にWindows Phoneの終焉を認める

Windows Phone

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Microsoftが、Windows Phoneの開発を終了することを公式に認めました。これで名実ともに、Windows Phoneがスマートフォン市場から退場することになります。

Windos Phoneトップが新製品開発中止を認める

MicrosoftのPCタブレット/スマートフォンおよびWindows 10部門を率いるジョー・ベルフィオーレ副社長が自身のTwitterで、

バグ修正やセキュリティアップデートなどのプラットフォームのサポートはもちろん継続する。しかし新機能やハードウェア開発には注力しない。


 
とツイート、Windows Phoneの終焉を認めました。Microsoftは7月にWindows Phone OSであるWindows Phone 8.1のサポートを終了、この時点で同社の正式サポートが受けられるOSを搭載したモデルは全体の2割程度となり、米メディアThe Vergeは、サポート終了は「Windows Phoneの終わりを意味する」と報じていました。

2016年末のシェアは0.5%以下に

PC市場で圧倒的なシェアを誇るMicrosoftが、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)向けにWindows CEをリリースしたのが1996年、Windows Mobileを初めてリリースしたのが2000年と、モバイル市場に着目した時期は比較的早かったものの、スマートフォンではAppleのiOSとGoogleのAndroidに完敗してしまいます。
 
2016年第4四半期(10−12月期)のMSのスマートフォン売上は、対前年同期比で81%減と暴落し、AdDuplexの調査によれば、スマートフォン市場におけるWindows Phoneのシェアは0.5%以下まで落ち込んでいました。
 
ベルフィオーレ副社長は、アプリ開発者にWindows Mobile用にアプリを開発してもらおうと相当の努力をしたものの、ユーザー数が少なすぎて開発協力が得られなかったと明かしています。
 


 
 
Source:CNET
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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