M1/M2対抗チップの開発困難に〜NUVIA買収に絡みArmがQualcommを提訴

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    Wccftechが、QualcommのNUVIA買収には、NUVIAが所有するライセンスを無償で取得する意図があったとし、ArmはQualcommを提訴する意向を固めたと報じました。

    M1/M2対抗チップを今年後半にサンプル出荷予定だったが

    NUVIAは、A7(iPhone5s)〜A12X(iPad Pro)の開発に関与した、Appleの元従業員が2019年に設立した会社です。
     
    Qualcommは、2021年1月にNUVIAを14億ドル(約1,950億円)で買収し、Apple Mシリーズとの性能差を埋めるNUVIA製Armチップを開発2022年下半期(7月〜12月)にサンプル出荷を行うと伝えられていました。

    Apple Mシリーズ対抗チップの発売困難に

    ArmがNUVIAに許諾していたライセンスは、2022年3月に失効したようですが、その後のArmとQualcommの交渉にも関わらず各種条件で合意できなかったため、今回の提訴に至った模様です。
     
    Wccftechによれば、ArmはQualcommに対し、NUVIA製チップの設計を全て破棄するよう求めているとのことです。
     
    今回の裁判は今後数年間続く可能性があり、その期間はApple Mシリーズに対抗するNUVIA製Armチップを販売するのが困難と予想されます。
     
     
    Source:Wccftech
    Photo:LinuxAddicts
    (FT729)

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    ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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