LG Displayがラップトップ用20インチおよび曲率可変モニター用OLED開発
LG Displayの副社長であるカン・ウォンソク氏が、20インチ有機EL(OLED)ディスプレイパネルを年内に出荷すると発表しました。同氏はまた、曲率可変OLEDディスプレイパネルの開発に向けて顧客と交渉中であることも明らかにしています。
同社は、OLEDディスプレイ搭載iPad ProおよびMacBook Pro用ディスプレイパネルも開発中と噂されています。
折りたたみOLEDディスプレイパネル開発に自信
カン・ウォンソク氏は、1枚の基板で構成されているLG Displayの白色OLEDディスプレイパネルは、折り曲げられるOLEDディスプレイを実現する唯一の技術と述べています。
これは間接的に、2枚のガラス基板を用いるSamsung Displayの量子ドット(QD)OLEDディスプレイパネルでは実現が難しいことを示唆したものと、The Elecは伝えています。
LG Displayは、20インチOLEDディスプレイパネルを年内に出荷開始予定です。このディスプレイパネルの用途についてTechPowerUpは、ゲーミングラップトップに搭載されると予想しています。
曲率を変えられるOLEDディスプレイ向けパネル開発を計画
曲率可変OLEDディスプレイパネルは、平面、および折り曲げる場合は曲率800R〜1,000Rの間でユーザーが自由に設定できるもののようです。
これ以外にもLG Displayは、複数の新しいOLEDディスプレイパネルを開発しているとTechPowerUpは伝えています。
折りたたみMacBook用ディスプレイ開発に関与か
Appleは、OLEDディスプレイ搭載iPad ProやMacBook Pro、折りたたみディスプレイを搭載するMacBookを開発中との噂があります。
OLEDディスプレイ搭載iPad ProおよびMacBook Pro用ディスプレイパネルの開発では、LG Displayが先行しているとみられています。
Source:The Elec via TechPowerUp
Photo:tonymacx86.com
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